アメリカはパワハラし放題?!

前回のブログで、ブログ引っ越しをするかもと書きましたが、とりあえず意見が集まるまで数日間はこのブログを続けます。

移行する際は改めてお知らせしますので、とりあえず引き続きこちらのブログにお付き合いください。
さて、タイトルの通りなのですが、アメリカと日本の「ハラスメント」の違いについて。
先日たまたまこちらで法律セミナーに出る機会があったのですが、そこで弁護士の先生に聞いた話がとてもおもしろかったので一部だけ紹介します。
日本だと最近「ハラスメント」がよく話題になりますよね。
セクハラ、パワハラ、アカハラ、マタハラ、などなど。
ハラスメントって、なんとなくアメリカでは日本より厳しいイメージがありませんか?
「海外に比べて精神論でハラスメントが許容されていた日本もついにハラスメントを問題視し始めた」的な論調も聞かし。
しかし実は「パワハラ」こと「パワーハラスメント」って実は和製英語だって知ってました?
こちらでは、「ハラスメント」というとおもにセクハラのことを指します。
パワハラという言葉はありません。
なぜなら、
アメリカではパワハラは合法だから!
はい、弁護士の先生がそう言っていました。笑
アメリカで法律上問題になるのは差別!
だから、女性差別や人種差別、LGBTへの差別、特定の宗教への差別などがあると大問題になります。
それに対して、差別ではないパワハラは違法になりません。
上司が部下に威圧的に怒鳴っても違法にならないのだそうな。
女性だけに怒鳴る、特定の人種だけを侮辱する、というような差別的でなケースでなければ。
参加者から「しかし上司が怒鳴りまくるせいで職場の雰囲気が劣悪になっている場合はどうですか?」という質問が出たのですが、先生の回答は「全員の社員にとって等しく劣悪なのであれば、まったく問題ないです」というものでした。
びっくりしません?!
アメリカって、日本よりこういうパワハラ的なものに厳しいと思っていたよ、俺も。
他にもいくつか日本とアメリカで違う部分を紹介してくれたのが興味深かった。
例えば、アメリカでは「お前の今日の服が気に入らないから、今すぐクビ」といって解雇しても法律上問題ないそう。
これは実は俺も日々の仕事の中でよく聞くことで、基本的にアメリカでの雇用は「At Will Employment」といって、会社側からも社員側からも、いつでも、どんな理由でも、あるいは理由がなくても自由に雇用関係を解約できる、という契約になっています。
日本語だと随意契約、とか訳すらしい。
雇用契約で「いつからいつまでの契約です」と期間を指定している場合は例外ですが、たいていの会社、たいていの社員はAt Will Employmentになっています。
俺自身も会社にAt Will Employmentで雇われているので、明日解雇、といわれたら、それでおしまい。
契約社員だから、派遣社員だから、みたいな話じゃなくて、Full timeのExempt、日本的な感覚でいう正社員の管理職でもそうです。
俺もFull timeのExemptですからね。
だから「お前の今日の髪型気に入らないから、解雇」でも問題ないわけです。
解雇理由が差別的理由(女はいらない、ゲイはいらない、日本人はいらない、など)でない限りは。
そして日本の場合だと、会社都合での解雇は30日前までに通知することが義務付けられていますが、アメリカでは即日解雇もオーケー。
弁護士の先生は、会社の立場からは、むしろ即日解雇を推奨している、と言ってました。
なぜかという、性善説の日本と違ってアメリカの場合、解雇通知を受けた従業員は横領や不正、仕事をサボるなど、会社にとって不利益になる行動をし始める、と想定されているからだそうです。
アメリカって日本よりずっと労働者が法律で守られていると思っていましたが、パワハラや即日解雇の話を聞くと、ある面ではガチガチに守って、ある面ではゆるゆるみたいな、変な社会ですね。
まぁこれを変だと思うのは俺が日本の常識に染まっているからだからでしょうが。
「パワハラ」ってまさにそうですが、カタカナ語で言われると、さもそれがグローバルスタンダードで海外では当たり前のように思ってしまうことありませんか?
俺は、そうです。
でも違うこともある、ってことですね。
海外で働いていると、こういう発見がおもしろいなぁと思います。
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