COVID-19の影響で失業した人、収入が減った人が多いのはグアムも日本も同じだと思います。
アメリカにはUnemployment Insurance、いわゆる失業保険の制度がありますが、残念ながらグアムにはその制度がありませんでした。
しかしCOVID-19による経済打撃への救済として制定されたCARES Act(Coronavirus Aid, Relief, and Economic Security Act)がグアムにも適用されアメリカ連邦政府から援助が受けられることになったため、COVID-19に直結した失業に限り失業保険が支払われることになりました。
失業だけではなく給料カットも対象となります。
細かなルールはここでは説明しませんが、PUA(Pandemic Unemployment Assistance)が週に345ドル、FPUC(Federal Pandemic Unemployment Compensation)が週に600ドルで、合計すると週あたり945ドルになります。
月にすると約40万円。
これはこれまでもらっていた給料額に関係なく、コロナで失業した人に支払われます。
極端な話、週に1日だけパートタイムで働いていて月の収入が100ドルもなかった人でも、COVID-19によりその職を失った場合は月に約40万円がもらえます。
減給の場合は一定額以下まで減給されていること、という条件があり、さらに条件を満たしても今もらっている給料が失業保険の支給額から減額され、差額がもらえるようなシステムです。
細かく説明すると長くなるので、あくまで大まかにだけ説明しています。
俺はアメリカ人でも永住者でもなくビザで働いているので、基本的に失業保険の対象にならない、という認識でいました。
が。
Department of Labor(労働局)によると、CARES Actに基づく失業保険はビザも含めてアメリカ内で合法的に働いている人はみな対象になる、というのです。
そこで俺もダメ元で申請してみました。
いま俺も給料が減額となっているので。
オンライン申請なのですが、そこに申請関連書類をアップロードするページがあるのでビザもアップロード。
結果は、、、
無事に失業保険が支払われました!
あ、もちろん俺は失業ではなく給料減額なので、満額ではなく給料としてもらっているぶんが差し引かれた額ですが。
俺はもらえると思っていなかったので、正直驚いています。
人事がDepartment of Laborに確認してくれましたが、やはりビザで働く外国人でも今回は失業保険の対象になる、という回答。
非常にありがたいです。
ただし、週に945ドルという金額は今月いっぱいでおしまい。
それ以降はFPUCの600ドルがなくなりPUAの345ドルだけになります。
8月からはそれなりに経済も回復してくるだろうという想定でそうなったのだと思いますが、現実は厳しい。
グアムの人たちはもちろん観光客が戻ってきてにぎやかなグアムになるまで政府がFPUCを延長することを望んでいると思いますが、今回はアメリカ連邦政府のお金なので、グアム政府に決定権はないようです。
さてさて。どうなりますか。