憧れのトランシーバー?

仕事で使う無線(トランシーバー)。
前にも書きましたが、俺は航空会社に就職する前からこいつに若干の憧れをいだいていました。
「制服を着て、無線片手に専門用語を話す姿がカッコイイなー」みたいなミーハー心っすわw
余談ですけど、某日系航空会社さんは、この無線のことを「ウォーキートーキー」って呼んでいるんですね。
耳慣れない単語で、最初何のことかわかりませんでした。
うちでは普通に「可搬」です。
さてその無線ですが、紐付きタイプの場合、持ち方は主に二つ。
肩からナナメ掛けにするか、紐に片腕を通して首の後ろからぐるっとまわし反対側の胸に下げるか。
二つめのかけ方、わかりづらいかもしれませんが、映画「ハッピーフライト」ではこのかけ方がされていましたね。
ただしこのかけ方、俺的には冬限定。
半袖の制服を着ている夏にやると、紐に袖が引っ張られて、腕まくりしている人みたいになるんですよー。
ちょい恥ずかしいですね。
逆にこのかけ方のメリットは、音がすぐに耳に入ること。
普通にナナメ掛けすると無線が腰の辺りにくるので、自分が呼ばれていることになかなか気づかなかったりするんですよ。
しかし、胸に下げておけば顔に近いのでちゃんと呼び出しに反応できます。
俺は特にお客さんが多くバタバタしそうな日に、このかけ方をします。
今日もそう。
お客さんの相手でテンパっている時って無線からのコールを聞き逃しがち。
だから、絶対に気がつくように工夫しないと、ね。
ただ、ここで一つ問題が。汗
うちの会社で使っている無線、アンテナが長めなんですよね。
だから、少しでも下を向くと胸の前にある無線のアンテナが顔にバシバシあたるんですよ。
さらに今日、外国人キャビンクルーに「鼻の穴にアンテナが刺さらない?」とまで言われました。泣
刺さったことはないけど、刺さりそうにはなる。汗
他のキャビンクルーにまで「みんな見て見て、あのかけ方」みたいに話かけていたので、本国ではこのかけ方はしないみたい。
たださー、普通のナナメ掛けにも音が聞こえづらい以外にデメリットがあるんですよ。
それは、首から下げているパスやIDカードにとぐるぐる絡まるってこと。
これは困りますよー。
俺らはチェックインカウンターと搭乗ゲートを行き来するので、一般のお客さん同様身につけた金属類をいったん外し保安検査を受けるのですが、ぐるぐる絡まった無線はなかなかとれない。
保安検査でモタモタすると、後ろに並んでいる他の会社のスタッフに「急いでるんですけど」みたいな目で見られる。
で、慌てて無線を外すと、そこで絡まったパスを落としたりするんですよー。
幸いにもうちの会社ではパスを落としたことのあるスタッフはいないけど、万一落としたりしたらペナルティーは軽くて始末書・・・・・。
憧れの無線だけど・・・・・いざ使ってみると何気に悩みの種でもあるのです。
「ALL CALL. PAX ALL GATE OUTです。ADDITIONAL MEALもON THE WAYです」とか専門用語っぽく(下手するとルー大柴だが)コールする瞬間、「あぁ、俺はグランドスタッフなんだよなー」って実感できますけどねw

5 Replies to “憧れのトランシーバー?”

  1. あー、やっぱルー大柴だぁ!
    無線姿……いかん、カッコよすぎる(←何想像してんだよっ)

  2. 最近可搬を使う機会が多くなりました。
    ウチの旅客は、専用のイヤホン(私物)をつけて装着しているようなので聞き洩らしがあまりないようですが・・・。
    ウチの部署にある可搬は、イヤホンをさす部分がなく、必死で聞き洩らさないよう気をつけてます。

  3. > 聡士
    ルーでもカッコいいん?笑
    > トライスター
    イヤホンは私物なんですね。
    そして、旅客と航務で可搬のタイプ、違うんですか。
    お互いチャンネルも別々ですか?

  4. 旅客もSTCも可搬は同じものです。
    でも何故かイヤホン差し込み口がない(笑)。
    チャンネルに関しては・・・数チャンネル用意されてるので、それぞれのチャンネルを切り替えて使用してます(INTとDOMみたいに)。

  5. > トライスター
    なるほどなるほど。
    チャンネルが複数ないとなかなか話すタイミングがなくて大変ですもんね。
    うちは人数少ないのでまず大丈夫ですが、某ハンドリング会社の方が「あぁっ。割り込まれたっ!」ってヤキモキしてる姿をよく見ますw

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