我社の操縦士たち

たまーにうちの会社のキャビンクルーの話は書いていますが、今日はコックピットクルーの話。
うちの会社ではフライトデッキクルーと呼んでいます。
要するに、操縦士さんたち。
機長や副機長が体調を崩した場合、代理がいなければフライトをキャンセルしなくてはいけないほど重要な人たちです。
(ちなみにキャビンクルーは、うちの会社の場合たいてい安全基準で定められた最低人数より多く乗務しているので、最悪一人、二人欠けても飛行機は飛べます)
が。
うちのコックピットクルーたちは陽気で気さくな人が多くて、話すととても癒されます。
先日は、機長に危うくコックピットに閉じ込められそうになりましたw
以下、出発直前のコックピット内での機長との会話。

俺「Passenger all onboard(旅客、全員搭乗しました)」
機長「We go?(出発?)」
俺「Yes, you can go(はい、出発できます)」
機長「How old are you?(きみ、何歳?)」
俺「Me? I’m 25(私?25です)」
機長「25? Is it your waist size?(25?きみのウエストが?)」
俺「は?」←日本語
機長「Is 25 your waist size?(ウエストが25センチなの?)」
俺「No way!(まさか!)」
機長「Hahaha」
俺「Anyway, you can go now. Please close cabin door(ともあれ、出発できますから、ドア閉めてください)」

その後、機長の手でコックピットに閉じ込められそうになったのでした・・・・・。
俺が閉めてって頼んだのは飛行機のキャビン・ドアで、コックピットのドアじゃないっつーの。
おかげで、自分がまだ機内にいるのに飛行機が出発しちゃってなぜかバンコクで自分だけ捨てて行かれるって悪夢をみちゃったじゃないか~。
(なぜバンコクなのかは謎)
また別の日には、とてもとても混み合っている日で予約がオーバーしていたので、「We may need to deny some passengers due to oversales(オーバーブッキングのため、何名か搭乗をお断りしなくてはいけないかもしれません)」と報告したところ「OK. You can offload me!(私が降りるよ)」と笑いながら言われました。
そうっすね、それでお客様に操縦席に座ってもらえばお断りしなくてすむかもね・・・。
ほんと、陽気で気さくで癒し系のおっちゃん達だな~。
それでいて、我社のフライトデッキクルー、操縦の腕は一流なんです!(←経経験豊富な人らが多い)

<蛇足>
フライトデッキクルーについて、前々から不思議に思っていることがあるんです。
空港でクルー達を観察していると、フライトデッキクルーはあんま動く歩道に乗って移動しないんですよね。
我社のクルーに限らず、動く歩道の横を自分で歩くクルーが大半。
キャビンクルー達はちゃーんと動く歩道に乗るのに、なぜ?
健康管理?

4 Replies to “我社の操縦士たち”

  1. 謎を教えよう(笑)!
    ウチの夫が動く歩道を歩かないのは、単にコックピットに座りっぱなしでダルかったから・・・って単純な理由が多いです。
    機内での歩数と関係してるのかもしれませんね。
    あと、荷物が重たくて降りる時に引っ掛かりそうになるのが怖いからとか。

  2. そういやそちらの会社の事故って聞いたことないような・・・。
    wikipediaで調べてみましたが、本当に数件しかないのですね。
    しかも全て爆弾関連(苦笑)。

  3. なんと楽しそうな職場{にこにこ}
    NO WAYはまさかという意味…
    覚えとこう{GOOD!}
    冗談の話せる人たち、憧れるわー?

  4. > アメティ
    なるほどー!座りっぱなしでだるいから、なんですね!納得!
    逆にキャビンクルー達は機内で歩くから、機外では動く歩道で移動するのですね!
    いやー、なぞが解けてすっきり♪ありがとう♪
    > トライスター
    我社の操縦士たちは空軍出身が多いので、腕は確かなのですよ~!
    > 聡士
    「No way」はけっこーカジュアルな言い回しだと思うから、気をつけてね~。
    上司とか目上の人には失礼になると思うから。
    俺は機長の冗談があまりにくだらなくて、つい言っちゃったけどw

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