急病人

今日、仕事が終わって空港から帰宅する途中の出来事。
同僚、上司と四人で電車に乗っていたところ、男性の取り乱したような声と何かのアラームが聞こえました。
同僚の女の子が「私、見てきます」と席を立ったので俺も付いていったところ、乗客の女性が意識を失っているようでした。
電車はすぐに緊急停車しましたが、「私、医者です」と名乗り出た女性が乗務員に、近くの駅まで移動してそこで救急隊員に患者を引き渡す、という指示をしていました。
その女性は乗務員にAEDはないのか確認していましたが、名鉄電車にはAEDは搭載されていないそうです。汗
(空港発の電車は長時間のフライト後に乗る人が多いので、万一に備えてAEDはマストだと思うのですが・・・)
患者をまっすぐな床に寝かしたいとのことだったので、素人ながら俺たちも力を貸しました。
一応、常にバッグの中に人口呼吸用のフェイス・シールドを携帯するよう心掛けているので「いるかなー」と思い持って行きましたが、呼吸と脈拍はあったようで、幸い出番はありませんでした。
無事、患者は次の駅で、その女性医師から駆け付けた救急隊員に引き渡されました。
なんか、その女性の冷静さと素早い対応、判断力に感銘を受けました。
若くてきれいな女性だったのですが、大きな声ではきはきと指示をしてくれるので、とても安心感がありました。
「患者を動かすには・・・」と何やら考え込む乗務員に「何で動かす必要があるんですかっ!救急隊員に中に入ってきてもらえばいいでしょ!素人がっ!」とやや辛口なコメントを浴びせていましたがw
「スゲー」という思いと同時に、もしこれがうちの会社の機内や空港で発生した出来事だったら、自分は適切な対処ができるのだろうか、と不安になりました。
たぶん・・・名鉄の駅員同様にアタフタするだけでしょう。
一応普通救命講習は受けていますが、誰かに「心臓マッサージと人口呼吸をしなさい」と指示されなきゃ、手を出していいのかわからず立ちすくんでしまいそう。
各種応急処置の方法を確認するとともに、急病人対応についての業務マニュアルを読み返しておこう。
そう我が身を反省させられる出来事でした。

3 Replies to “急病人”

  1. 日赤の救急法救急員資格持ってましたが・・・、
    実際に傷病者を目の前にして、いかに自分が無力なのか感じてしまいました。
    悲しいかな、あまり出来ないんですよね。
    ところで、国内の電車でAED搭載してる所ってありましたっけ??

  2. > トライスター
    そうですよね。講習ではできても、いざとなると・・・。
    AED、普通電車には積まれていないんですかねぇ?
    俺、電車には無知なもので。。。汗
    ちなみに、急病の方を救急隊員に引き渡した駅にもAEDはなかったみたいです。。。

  3. 実は初めて心臓マッサージした相手が自分の父親だった俺( ̄▽ ̄;)
    冷たくなって床に倒れてた父親をマッサージしたことを思い出せば、いつでもどこでも誰にでも施せる度胸がつきました(^-^;
    あ、父親は今は元気でピンピンしてますv(^o^)

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