最近、心のグダグダについて書いてばかりだったので、今日は普通に仕事の話。
グランドスタッフ日記です。
俺は航空会社に就職するまで、航空券と搭乗券の違いがよくわかっていませんでした。
どっちも同じようなサイズで紛らわしくないですか?
最近は電子航空券(Eチケット)が増えたからそうでもないかな。
便名や日付のほかに運賃計算や航空券の有効期限などが書いてあるのが航空券、航空券をチェックインカウンターで出した後にもらえる、座席番号や搭乗口番号が書いてあるのが搭乗券ですね。
搭乗券。英語だとボーディング・パス。略してボーパス。
搭乗手続きも最近電子化が進んでいて、紙のボーパスがなくなったり、ボーパスにバーコードが印字されていて搭乗口ではピッとそれをかざすだけでOKになったりしていますが、まだまだ主流は、駅の改札に切符を通すように搭乗口の機械に紙のボーパスを通すタイプ。
搭乗口を通る時、前にいるスタッフにボーパスを渡すと、機械に通して、もう一人のスタッフがその先で小さくなった半券だけ返してくれますよね。
この機械(パスリーダー)、グランドスタッフならみんな経験あると思うのですが、よく詰まります!
通したボーパスで紙詰まりするんです。
俺の経験上、中部国際空港の国際線だと、18番搭乗口で紙詰まりの頻度が高いような・・・。
出国審査場から近くて一番よく使う搭乗口だからかな。
詰まった時、どうするか。
多くのグランドスタッフはまず叩きます。
バンバンバンバン衝撃を与えます。(真似禁止)
このショックで詰まりが解消する確率、7割(俺の経験に基づきます)。
次に、カバーを開けます。
駅の改札が詰まった時に駅員さんが開けるみたいに、パスリーダーも開くんです。
詰まったボーパスの位置が確認できたら、手でそれを引っ張り出します。
ここまでしてもダメなら、もう普通のスタッフにはお手上げ。
空港には施設管理のプロもいるので、その人たちを呼んで直してもらいます。
その間は、いったん搭乗を中止したり、手もぎりで搭乗を続けたりします。
出発時間が迫っていたり混雑しているフライトだと、このタイムロスはけっこー痛いです。
だから・・・ボーパス、あんま折り曲げないでくださいね。
パスポートにはさんでそのままポケットに入れるのも、あまりオススメしません。
日本ではしないけど、国によっては入管職員が、出国審査後、パスポートだけでなくボーパスにも出国スタンプを押す場合があります。
台湾とか。
そのままボーパスをパスポートにはさんでポケットの中でプレスし続けると、ボーパスの出国スタンプがパスポートに写ってしまうことがあります。
顔写真のページに汚れがあると、場合によっては海外渡航に支障が出ます。
ボーパスは、ぜひ、かばんの中に!
余談ですが、このボーパス、よく見ると、Eチケット/紙チケットの区別とか、特別な機内食をリクエストしているかとか、マイレージプログラムの上位会員か、とか航空会社スタッフだけが見るコメントもプリントされている場合があります。
あと、こっそり(?)「出発時刻の○○分前までに搭乗口にお越しにならないと、搭乗をお断りする場合があります」と書いてあったりします。
一度じっくり眺めてみてください。
はじめまして{笑顔}
mixiから来ましたジェミンです。共通点が多くてとても他人とは思えない{びっくり}
との事でコメントさせて頂きます。よろしくお願いします{OK}
私も先日の海外旅行でボーディングパスの事気になってました。
エバー航空ではバーコードを読み取らせてから手でちぎってましたからちょっとめんどくさそう{汗}
台湾、香港間のドラゴン航空&キャセイはバーコードを読み取ってそのまま渡されるのでボーディングパスそのまま残ってます{まる}
キャセイはボーディングパスもセルフプリントできるようなのであのバーコードがあればいいのでしょう。
香港のセルフチェックイン機から出てきたボーディングパスは白黒の味気ないものでした。国内線みたいに簡素化されるんでしょうね
では、また{にっこり}
あの方式止めてほしい
ちなみに打ち込みでも出来るから
そっちですればよいのに
だって海外の空港だとほぼ打ち込みやし
詰まるな!!!って
いつも念力送ってます{怒り}{炎}
お疲れ様です{びっくり}
バーコードをかざすだけなのは詰まらなくていいと思いますが、バーコードをかざしただけで。ボーパスそのままお客様に返しちゃうと、途中でコンピュータ{パソコン}がダウンしたらどうするんだろう{はてな}と思ってます。
ジェミンご指摘のようにエバーさんは、その対策と、(以前と変わらなければ)日本では出発後にオフィスでマニュアルチェックインされてるからなのでは。
ふふふふふ、改札機があるだけましですよ~。
まえの職場のうちの一つ、某地方空港の国際線ターミナルには改札機ナシ。
立派なボーディングパスなのにモギリでした(笑)。
やっぱり18番はよく詰まるんだ・・・。
おんなじ会社でも空港でボーディングパスの種類が違って面白いです。
先日出張で行ったシンガポールなんか、ジェミンさんが書いているエバー航空のような使用で、一旦バーコードにかざしてもぎるというやり方でした。
> ジェミン
コメントありがとうございます。
搭乗券も、きっとどんどん簡素化されていくんでしょうね。
中部国際空港も、一部の搭乗ゲートに、以前はなかったバーコード読み取り機が取り付けられています。
まだ使用している会社は少数派みたいですけどね。
そのうち、磁気式ではなくバーコードが主流になるのかな。
> もも
神詰まりも厄介だけど、打ち込みは打ち込みで面倒じゃない?
ゲート、端末2台しかないし・・・。
1つの端末で追加BGEのAMENDをして、もう一方でGATE missing `PAXのBGE TAG NBR調べてたりすると、それだけでもう何もできないじゃん・・・。
> Tic Tac
初コメントありがとうございます♪
確かに、搭乗券が航空会社側に残らないと、システムダウン時に困りますよね。
それほどの大ごとじゃなくても、たーまに、搭乗済みのPAXの名前がリーダーに読み込まれていないことがあるんですよ。
そういう場合も回収済みの搭乗券で搭乗確認をするってことができないわけですよね。。。
まぁ、どちらにしろ回収済み搭乗券だけでなく機内で直接確認はしますが。。。
> トライスター
先日たまたま御社の国内線搭乗ゲートを拝見しましたが、バーコード読み取り式、ですよね。
中部国際空港では、国際線はどうなっているのでしょう?
ちなみに、シンガポールでは自社搭乗券ですか?それともハンドリング会社の搭乗券を使っているのですか?
SINでは、SQ系の空港ハンドリン会社に委託してましたので、そちらのを使ってるみたいです。
チャンギ空港自体がそういったシステムになってるようですね。
あ、中部の場合、国際線は御社と同じです。
だって各社で共通の改札&システムなんだもーん(笑)。
国内線はおっしゃる通り二次元バーコードをかざすだけでOKです。
あれはあくまでもe-TKTの控えなんだそうで(苦笑)。
二次元バーコードなんで、コピーしても読み取れれば大丈夫なんですよ。
> トライスター
空港ごとのシステムの違いって、時々とまどいます。
海外から到着したうちの会社の旅客が持っている搭乗券を見たら、いつのまにかバーコードが印字されるようになっていたりして「あれ?いつの間に?」ってビックリします。
NGOも、LHさんとか、新しいシステム使ってません?