緊急事態宣言下の日本入国(グアムから成田へ)

前回から続いています。

ユナイテッド航空で緊急事態宣言下の日本、成田国際空港に到着しました。

がらーんとしている。さみしい感じ。

機内から降りると、誘導係の人が立っていていつもなら入国審査場に向かう方向と逆方向に誘導されます。

「どこに向かっているんだ???」と思いつつ歩いていくとベンチが並んでいて、検疫のアシスタントみたいな人にみんな順番に座るよう促されました。

便が少ないので、たぶんこの時点で座っている人たちは俺と同じ便に乗っていた人たちばかりだと思います。つまり、グアムから到着した人たち。

グアムだとソーシャルディスタンスは2メートルとされているので、1メートルもない椅子の間隔にちょっとみんなひいている空気を感じます。

でも、仕方ないので座る。

ちなみにこの時点で俺は過剰防衛でマスクの上からフェイスシールド、さらにクレベリンスティックを装着しています。

日本は感染者が増えていると聞いていたので本当なら防護服すら着たかったんだけど、Kマートで売っていなかったので。。。

滞在中、日本ではフェイスシールドしている人なんて誰もいないことに気が付きますが、この時点では自分が浮いていることに気づいていません。

座ってしばらく待っているとその先にある受付ブースみたいなところに前から順番に呼ばれ、72時間前の陰性証明は持っているか、検疫のアンケート記入は完了しているかなどを聞かれます。

見ていたところ数人陰性証明を持っていない人がいて、別のところに誘導されていました。

日本人に見えたので3日間の検疫所指定ホテルでの隔離に入るのだと思います。外国人だったらこの時点で入国拒否になるのかな。

俺は書類がそろっていたので、次のブースに案内されます。コロナの検査です。

以前か時間のかかるPCR検査だったので結果が出るまで段ボールハウスで夜を越したりしたと聞いていますが、今は唾液を使った抗原検査になって早くなっています。

容器を渡され、男子トイレの小便器みたいに壁に向かったブースになっているところで唾液をためるよう言われます。

壁際には梅干しとレモンの写真。うわさに聞いていた通りだな。

これが、出そうと思うとなかなか唾液って出ないから不思議。

頑張って出そうとすると泡立ってしまって、なかなか量がたまりません。

これぐらいで大丈夫かと思って係の人に出したら「もう少しがんばってください」と言われた後、やっと3回目でOKがもらえました。

そこから次のブースに進みます。

ターミナルの端っこにある43番、44番ゲートが検疫のカウンターになっていました。

到着動線を歩いていたはずだけど、どこかで出発エリアに入ったみたいですね。

本来はそこから飛行機に乗り込む搭乗口がカウンターになり、検疫官が再度手元の書類とアンケート結果を確認します。

そして、14日間の自主隔離中にどこに滞在するかなど簡単な聞き取りもありました。携帯で入力した質問票にも記入しているんですけどね。

あ、ちなみにアンケートには「新型コロナウイルス感染症が特に流行している地域からの入国ですか」という質問があって、特に流行している地域の一覧にグアムがなかったので「いいえ」を選んだら、グアムはアメリカの一部だからと検疫官に「はい」に回答を修正されました。

グアムは第2波も落ち着いて、毎日新規感染ほぼゼロなのに・・・。アメリカ本土のような状況ではありません。

その後、自主隔離期間中の健康確認などのついて記載した紙と、ルールを守りますよ、という誓約書を渡されます。

誓約書には、ルールを破った場合には氏名を公表することに同意します、というようなことが記載されています。

外国人の場合は強制退去やビザのキャンセルなどもできるでしょうが、日本人は国外に退去させることはできないし、「協力要請」と言っているうちは刑事罰も難しいので氏名公表がぎりぎりのプレッシャーということでしょうか。

そして誓約書に署名をした後は、そのまま搭乗口前の待合スペースで待つように指示をされます。

一応椅子を1つ飛ばしで座るようになっていますが、見ている限り、前の人が座った後も誰もアルコール消毒などしていません。

やっぱり緩い・・・。

そこで、さっき受けた抗原検査の結果が出るまでスタンバイ。

やはり抗原検査になってからスピードアップしたようで、待ち時間は1時間半ほどでした。

結果が出ると、すぐ近くの45番搭乗口に呼ばれます。

そこで、「陰性でした」と検査結果を聞かされ、オレンジ色の検疫の紙を渡されたら再度到着動線に戻されて入国審査場に向かいます。

ほかの入国者さんのブログなどを読んでいるとこのオレンジ色の紙に「陰性」と書かれていましたが、俺の紙は何も書かれていなかったので「何の紙???」という感じでした。

印刷が間に合わなくなって省略したのかな。結局その後、このオレンジ色の紙は結局誰にも見せることはありませんでした。

それにしてもターミナルの一番端っこまで来ていたので、入国審査場までとおいーーー。

やっとたどり着いた先での入国審査、税関はいつも通りでした。

事前に取得していた陰性証明は検疫か入国審査で回収されると思っていたのですが、確認だけで回収はされませんでした。

手元に残った陰性証明とオレンジ色の紙・・・。捨てていいのかな。

みなさんが書いている通り、税関を出た後は完全に「自由!」です。

人が少なくがらーんとした到着ロビー。誰の監視もないので、本来禁止されている公共交通機関にも乗ろうと思ったら簡単に乗れるように思いました。

俺は入国者も利用可能な車を手配していたのですが、余裕をもって到着3時間後の予約にしていたので、到着ロビーで1時間以上待ちました。

空港からの移動については次回書きます。

【注意】必要な書類や検疫所の手続きはあくまで俺が2021年2月に入国した時のものです。実際に入国する方はご自身で最新の情報を確認してください。

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2 Replies to “緊急事態宣言下の日本入国(グアムから成田へ)”

  1. 無事、グアムに戻っているとのこと良かったです。

    海外旅行は今年もまだ無理かなぁと思ってしまうので、日本に住んでいるのに
    日本の空港(入国)がどうなっているのか全然知らないので興味深いです。
    更新楽しみにしています!

    1. ありがとうございます。やっと落ち着いてブログ更新再開しています。
      ちょっとずつ日本滞在中の話も上げていきますので、よければご覧ください。
      海外旅行はまだまだ難しそうな雰囲気ですね・・・。

遊己(ユウキ) へ返信する コメントをキャンセル

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