21歳の俺・・・教育実習の悪夢

このブログは、海外留学をきっかけに2005年4月から書いていますが、その前も2001年7月からずっと、当時はやっていた個人ホームページで「日記」としてブログのようなものを書いていました。
始めた時はまだ高校生。それがいまや36歳。
ブログはある意味俺の人生の軌跡ですね。
その個人ホームページに書いていた古い日記もこのブログに転載して人生の記録として残しておきたい・・・とずっと思っていたのですが、最近やっとその作業に取りかかり始めています。
と言ってもまだまだ時間かかりそうだけど・・・。
で、今日は2004年の日記を軽く読みながらブログにほうにコピーしていたのですが、2004年10月23日の日記がきっつかったぁ。
当時俺は21歳。大学の単位取得のために参加した教育実習を終え、その感想をしたためた日記でした。
読んだら・・・半分忘れていた教育実習の地獄を思い出して吐きそうになりました。
36歳の今、10年以上の社会人経験を経て中間管理職をしていますが、その勤務経験全てを考えてもあの教育実習の1か月のほうがつらかったことを思い出しました・・・。
この日の日記だけ先に公開します。
(いや、すでに15年前からホームページで公開済みではあるのですが・・・このブログでは初公開)


2004年10月23日(土)

祝!教育実習終了!
実習記録や児童観察記録、授業反省などまだまだ作らなくてはいけない書類は山積みですが、とりあえず無事実習を終えることができました!
この一ヶ月間は、正直、地獄のような日々でした・・・・・。
まず、睡眠時間がない!
毎日、朝6時45分に家を出て学校に行き、21時に帰宅。その後実習記録や指導案を作って、深夜3時に就寝。そして6時前に起床。
毎日そんな感じでした。
うっかり机に向かったまま寝てしまって、通勤電車の中で実習記録を書いたこともあります・・・・・。
睡眠不足以上につらかったのは、指導教官からの指導!
守秘義務があるので、俺がどんなクラスでどんな実習をしたのか詳しく書くことはできませんが、指導教官からいただいた痛烈なお言葉上位6つを紹介します。
<第6位>
「あなた、無神経すぎませんか?」
給食の配膳室で、食器類がぐちゃぐちゃに積んであるのに気がつきながらそれを整理しなかった時に言われました。
後から考えればこれぐらいの言葉屁でもないのですが、実習が始まってすぐだったのでズゴーンとショックを受けました。
<第5位>
「あなたの指導案の問題は、そんな浅いところにはないから」
「指導案に、“放課”(←授業の合間の休み時間のことを、愛知ではこう言う)などの方言は使っていいのですか?」と聞いた時、言われました。
別に、それを直すだけで自分の指導案がよくなると思って聞いたわけではないのに・・・・・。
<第4位>
「残念ながら、そうかもしれませんね」
指導教官から厳しくしかられたので、その日の実習記録に「今の私には教師を目指す資格はない」と書いたところ、赤でそうペン入れされて返ってきました。
まぁ、もともと教師を目指していないからいいんだけどさ・・・・・。
<第3位>
「なんで私が、あなた達に時間を指定されなきゃいけないの?」
子どもが帰った後、いつも指導教官と俺を含む実習生3人で学級反省会がありました。
ある日、体育の授業の後でジャージを着たままだったので、「15時20分に戻ってきます」と教室の黒板に書いて更衣をしに行ったところ、いくら待っても学級反省会が始まらない・・・・・。
しばらく経ってから教官室に事情を聞きにいったところ、「私はあの黒板を見て、“15時20分から学級反省会を始めてください”という意味だと受け取りました。なんで私が、あなた達に時間を指定されなきゃいけないの?今日の学級反省会はなし」と言われたのです。
そんなつもりじゃなかったのに・・・・・。ちなみに翌日の学級反省会で
「昨日で学級反省会を打ち切りにしなかったのは、これが仕事だからです」
と言われました。
<第2位>
「こんな指導案しか書けないなら、授業はしなくていい!ただし、別の指導案を出さなかったら単位はないからね!」
道徳の指導案のレベルが低くて、こう言われました。
指導案がきちんと書けなかったなら授業ができないのは当然かもしれないけれど、単位のことを持ち出すのはただの脅迫じゃないのか?
<第1位>
「あなたみたいな人に現場に出てきてもらうと困るんです。私は、あなたと一緒には働きたくない」
実習最終日の前日に言われました。
「俺も、あなたとは一緒に働きたくない」というのが正直なところです。
ここで紹介した言葉以外にも、毎日いろいろな苦言をいただいていました。
毎日学校にいって指導教官の引きつった顔を見るのがつらくてつらくてしょうがありませんでした。
ただ、子ども達がすごくかわいかったのが唯一の救いだったかな。
実習最終日は、「やっと終わった!自由になれる!」という思いが強かったけれど、子ども達との別れはやはり少しつらかったです。
これまでの21年ちょいの人生の中で最も過酷だったといっても過言ではない教育実習を無事に終えることができたのは、子ども達と実習生仲間のおかげだと思っています。
ほんと、無事に終わってよかった。。。。。

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