最近円安なので、ドルを円に替えるためにグアムから日本に送金をしました。
誰かの役に立つかもしれないから、アメリカから日本にお得に送金する方法を書いておきます。
まず一番オーソドックスな方法はアメリカの銀行口座から日本の銀行口座に送金することだけど、これはオススメしません。
送る金額によるけど送金する銀行側でだいたい50〜100ドルのWire Transfer手数料がかかるのに加えて、受け取る日本の銀行でも被仕向送金手数料ってのがかかります。
三菱UFJ銀行の普通口座の場合、1,500円プラス送金額の5%(最低2,500円)です。
そこで俺がこれまで送金に利用してきたのは、グアムの銀行口座から三菱UFJ銀行の外貨預金口座にドル建てのまま送金すること。
そうすると、三菱UFJ銀行側の手数料は発生しません。
その後、三菱UFJ銀行内で外貨預金口座から円口座に振り替えるんです。
この場合のレートは、かなりいいです。
例えばこのブログを書いている現在、マーケットでのドル円レートは1ドル124.39円ですが、
三菱UFJ銀行のアプリ内でドルを円にする場合に適用されるレートは124.11円です。
銀行で両替するとレートが悪くて手数料高いと勝手に思い込んでいました。
ただこの場合、送金するグアムの銀行手数料はそのまま変わらず発生します。
ちなみに俺が使っているANZ Guam銀行の場合、5000ドル以上をWire Transferする場合の手数料は75ドルです。
たっかい!
そこでこれを浮かす方法がないか調べたところ、見つかったのがWiseという送金サービス。
海外住んでいるとWise使っている人多いと思いますが、多くはドルをWise内で円に替えて日本の円口座に送っていると思います。
ちなみにいま現在、Wiseでのドル円レートは124.285円。
あれ?三菱UFJ銀行よりいいじゃん、って?
その通りです。確かに何日かレートを確認していたところ、Wiseで円に替えたほうがレートはいいんです。
しかし、問題は手数料!
今回俺は14,000ドルを日本に送ったんですが、それをWiseで円にして送ろうとすると手数料が97.28ドル。
ANZ Guam銀行より高いんです。
三菱UFJ銀行とWiseのレート差が0.175円だから、14,000ドル送った場合にWiseのほうが得なのは2,450円。(0.175円×14,000)
手数料が高いことを考えると、この金額の送金だとレート差はあまり重視しなくていいな、と思いました。
対して、Wiseを使ってドルをドルのまま三菱UFJ銀行のドル外貨(ドル)預金口座に送金する場合。
手数料はこうなります。
たったの26.03ドル。送金金額によってもちろん変動しますが。
ちなみにWiseを使う場合は送金する金額と手数料を自分の銀行口座、俺の場合ANZ Guam銀行からWiseの銀行口座に送金する必要があります。
アメリカの場合、銀行送金にはACHとWire Transferって2つの方法があります。
Wire Transferを選ぶとWiseの手数料はさらに安いんですが、それに加えて、ANZ Guam銀行の手数料が結局75ドルが発生します。
Wire Transferって、送金先が国内だろうと海外だろうと手数料一緒なんだそう。
それじゃ意味ない。
しかしACHで送金するとANZ Guam銀行は手数料無料なので、Wiseの手数料26.03ドルだけですむのです。
まとめ。
俺は以下のステップで14,000ドルを日本に送金し、円に替えました。
- アメリカの銀行(ANZ Guam)からWiseにACHで14026.03ドルを送金。手数料無料。
- Wiseから三菱UFJ銀行のドル建て外貨預金口座に14,000ドルを送金。手数料26.03ドル。
- 三菱UFJ銀行でドルのまま14,000ドルを受け取り。手数料無料。
- 三菱UFJ銀行で1ドルが124円の時に14,000ドルを円口座に引き出し。
そんなわけで、無事に今俺の普通口座には173万6千円が入りました。
かかった手数料は26.03ドルだけと考えると悪くないですね。
今よりちょっとだけレートが悪い124円のタイミングで円にしてしまいましたが、少し前まで110円だったことを思えばね。
円安になった14円×14,000ドルで、19万6千円ぶん円安の恩恵を受けたかたちです。
以上、自分自身への忘備録を兼ねて、アメリカから日本にお得に送金する方法を紹介しました。