サイパンに残る戦争の記憶(1)

サイパンといえば南国の楽園、ビーチリゾート、日本から一番近いアメリカ。

楽しいイメージばかりが浮かびますが、この地は第二次世界大戦中に日本軍とアメリカ軍が闘い大きな被害を出した地でもあります。

サイパンに到着してすぐ立ち寄ったのがここ。

アメリカンメモリアルパーク。

ここで第二次世界大戦の悲劇の記録を見ることができます。

入ると日本人のスタッフがいて、日本語で10分ほどの映画を流してくれました。

サイパンがいかに戦争に巻き込まれ、被害を受けたかの記録。

アメリカの都合だけで語られている感はありますが、悲惨な映像に心が痛くなります。

中には、自殺のためにバンザイクリフからひとが飛び降りるシーンも含まれていました。

俺自身もこの後、バンザイクリフに立ち寄りました。

ここ。

ここはサイパンの最北端にあり、アメリカ軍に追い詰められた日本人が「天皇陛下万歳」「大日本帝国万歳」などと叫びながら飛び降りて死を選んだ場所です。

飛び降りた人の数は1万とも言われているそうです。

そこにはたくさんの慰霊碑が建てられていました。

俺は戦争について特に思い入れがあるわけではないけど、ここから身を投げた人たちのことを思うといたたまれず、ひざをついて手を合わせてきました。

慰霊碑の近くにいたのは俺だけでしたが、少し離れたところで写真を撮っているタキシードとドレス姿の人がいました。

ここでウエディングフォトを撮るってなかなか考えられないけど、俺自身も観光で訪れてこうして写真を撮っているわけだから文句言う資格はないよな。複雑。

もう一ヶ所、スーサイドクリフと言うところも近くにあります。

山道を走った先にある高台。

ここからもたくさんの日本人が飛び降りました。

遠くにバンザイクリフも見えます。

マリア観音が鎮魂のために建てられています。

生まれ育った日本を離れ、異国の島で家族にも会えず、知られず、自ら死んでいくしかない人たちがたくさんいたんですよね。

歴史の中のことではなく、ほんの少し前、おじいちゃんおばあちゃんの時代に。

続きます。

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