前回の続きです。
ドイツのシュトゥットガルトに向かうフライトの1時間前になったので、ラウンジを出て搭乗口へ。
ヒースローみたいな巨大空港は早めに動いておかないと、移動に予想以上に時間かかることあるから。
やっぱり搭乗口、けっこう遠かった〜。
しかも混んでるし。
ヨーロッパ域内線なので飛行機はちっこい。満席かな?
搭乗時間が近づき、優先搭乗の人たちが優先レーンに並びます。
日本でもよく見かける、優先レーンの行列。
俺もビジネスクラス利用なので並びます。
が、、、
5分経過
10分経過
20分経過
搭乗、始まらない。
後ろに並んでたトルコ人らしき女性(パスポート覗き見)が「どうなってるの?もうすぐ出発時間よね?」と話しかけてきました。
アナウンスも何もありません。
いや、この便のアナウンスは何度も流れていますが、「本日、混雑により機内の荷物入れが不足する恐れがあります。追加手数料はいただかないので、荷物を預けてください」という関係ないアナウンス。
今のロンドン・ヒースローで荷物預けるなんて絶対嫌だ。
人手不足で荷物紛失大発生って報道されているのに。
ゲートで預けるなら直接ランプに降ろして搭載されるからよほど大丈夫だとは思うけど。
海外では「大丈夫かもしれないけど、ダメかもしれない」は「ダメだろう」と読み替えるようにしているので、預けません。
しかし、確かに搭乗遅い。
そんなこんなしているうちに、もう出発予定だった時間を過ぎてしまいました。
ブリティッシュエアウェイズのアプリ開いて最新のフライトステータスを確認すると「20分遅延」。
あー、やっぱりね。
てか、決定してるならアナウンスかけろやっ!
ちなみに予想通りその後も遅延は延び続け、結局出発予定の40分後ぐらいにやっと機内に案内されました。
ヨーロッパ域内線によくある、3席並びの真ん中をブロックしてテーブル置いただけ、つまり席はエコノミーと何も変わらないなんちゃってビジネスクラス。
ま、国内線みたいなもんだしね。
わかっていたから文句ありません。
しかし、、、文句言いたい状況はこれから発生します。
ほとんどの乗客が搭乗後、なかなかキャビンドアが閉まらないなーと思っていたらクルーから「数名の乗り継ぎ乗客を待っています」とアナウンス。
あー、しょうがないね。
乗り継ぎのセキュリティ、めちゃ混雑していたからね。
この時点で出発予定の1時間後。
少ししたら、キャビンドアが閉まりました。
「乗り継ぎ乗客が間に合わないと判断し、この人たちの荷物を取りおろししています。荷物が見つかり、取りおろしでき次第出発します」とアナウンス。
あ、置いていくのね。
30分後。
「貨物室のドアもすでに閉まりましたが、管制からの出発許可を待っています。いつ出発許可がおりるかの情報はまだありませんが、わかり次第お知らせします」
なんか嫌だなー、このアナウンス。
クルーが水を配ってくれました。
さらに30分後。
キャプテンがコックピットからキャビンに出てきました。
なに???
キャプテン「まことにお恥ずかしいのですが、この便のキャンセルが決まりました」
ザワつくキャビン。
キャプテン「今から出発してもシュトゥットガルト空港のカフューに間に合わず着陸できないためです」
シュトゥットガルト、カフューあるんかい。
カフューってのは、夜や早朝、空港の離発着ができない時間のことです。
キャプテン「今から皆さんには荷物を持って飛行機を降りていただきます。その後、到着エリアにいる地上係員が振替便の手配をします」
あーあ。この便自体、キャンセルになった便の振替だったのにな。
すでに夜22時を過ぎているので、シュトゥットガルトで手配していたホテルと翌朝予約していたシュトゥットガルトからミュンヘンに向かうバスはムダになることが決定。
地上係員ともひと揉め、ふた揉めあるんですが、それはまた次回に。