前回の続きです。
シドニーに行くため、格安だったクアラルンプール発のフィリピン航空ビジネスクラス(マニラ経由)を予約したもののフライトがキャンセルになり、さて、どうするか。
搭乗まで2日しかないのでそのままフィリピン航空が手配した代替便に乗ることも考えましたが、どうしてもマニラでの乗継12時間はつらい。
結局悩んだ末にフィリピン航空のチケットはキャンセルして払い戻しをうけました。
さて。ではクアラルンプールからどうやってシドニーまで行くか。
さまざまなチケットを調べ、俺が決めたのは、ライフマイルを使ったANAの特典航空券です。
ライフマイルはこれまでも何度かブログに書いたことがありますが、南米のアビアンカ航空のマイレージプログラム。
スターアライアンス加盟なのでANAやユナイテッド航空など他のスターアライアンス加盟航空会社のフライトを特典航空券で予約できるわけですが、大きな利点がいくつかあります。
- マイルを現金で購入できる。それもほぼ毎月、購入価格が安くなるキャンペーンをしている。
- 特典航空券に燃油サーチャージがかからない。
- 片道発券可能。
そして、特典航空券に必要なマイル数は普通かやや少なめです。
特にビジネスクラスだと路線と日を選べばかなりお得にフライトを予約できます。
今回も、ライフマイルを活用してANAビジネスクラスでお得にシドニーまで飛ぶぞ!
ANAでシドニーに飛ぶには、当然ですが東京に戻る必要があります。
羽田発だからね、シドニー便。
羽田からシドニーまでANAビジネスを予約するのに必要なマイル数は4万マイルです。
さて、しかし、今回はクアラルンプールにいるのでここから東京に戻るフライトも考えなくてはいけません。
そのコストが高かったら意味がない。
しかし、心配ご無用。
ライフマイルを使えば、クアラルンプールから羽田に飛ぶ便を追加しても必要マイル数は変わりません。
つまり、クアラルンプール発・羽田経由・シドニー行きで4万マイル、ということです。ビジネスクラス片道。
しかーし。物事すべてがそう思惑通りいかないのが世の常。
甘くない。
羽田発シドニー行きのフライトは特典航空券の空席があるものの、クアラルンプール発羽田行きに空席がないのです。
せっかくなかなかとれない長距離フライトのビジネスクラスが空席あるのに〜!!!
いやいやいや、そこであきらめるぐらいならおとなしくフィリピン航空に乗っています。
マイラーなめんな。
クアラルンプールがだめなら、近隣空港から羽田に行けばいいのです。
シンガポール、バンコク、ジャカルタ、ハノイ。
東南アジアの中なら国内線みたいな値段で安く移動できるんだから。
いろいろ調べたら、ベトナムのホーチミンから羽田飛ぶ便ならANAのビジネスクラスで空席があります!1席だけ。
クアラルンプール発・ホーチミン行きのフライトは毎日何便も飛んでいてどうにでもなるから、まずホーチミン発・羽田経由・シドニー行きの特典航空券をおさえます!
ライフマイルの4万マイルは、ちょうど行われていたマイル購入キャンペーンを使って現金で購入。
購入単位の都合で少し端数が出ましたが、40,800マイルで561米ドルです。
つぎに、購入したばかりのマイルを使って特典航空券を購入。
燃油サーチャージはかからず、諸税が80ドルでした。
発券、完了!
これでかかったトータルのコストが、641ドルです。
次は、クアラルンプールからホーチミンに飛ぶフライトですね。
この区間はベトナム航空、マレーシア航空といったレガシーキャリアも安かったですが、スケジュールがちょうどいいエアアジアにします。
ここはエコノミークラスになりますが、2時間のフライトなのでいいでしょう。
チケット代は、座席指定や1個の預け荷物といったオプションをつけて、104米ドルでした。
よって、トータル費用は745ドル。
フィリピン航空をキャンセルして601ドルが払い戻されるので、追加で発生した費用は144ドル。2万円弱です。
2万円でフィリピン航空のビジネスクラスがANAのビジネスクラスに変わるなら、あり!笑
なにより、マニラで12時間つらい乗り継ぎをするかわりにホーチミンで約10時間の乗り継ぎとなり、ベトナム料理を食べに街に出れます。
実はベトナム料理のためにあえて乗り継ぎ時間が長くなるフライトを予約しました。
ベトナム、行ったことないからさ。
そんなわけでフィリピン航空をキャンセルし、マイラー知識を駆使してシドニーまでの代替フライト自己手配完了!
航空会社で働いていた時よりマイラーになってからのほうが楽しいや。笑
航空会社は働くより乗るべきだね。
次回はエアアジアの搭乗記です。
すごーい!もう職人技みたいですね。こんなに色々いつもアレンジできて楽しいだろうなぁ。航空会社で働いてたとしてもこんなに詳しい方、なかなかいなさそう。
ありがとうございます!エアライン勤務時代に得た知識とマイラーになってから得た知識フル稼働で乗り切りました。笑