前回の続き。
JALのファーストクラスでロンドン・ヒースローに到着。
この時点で俺は、この先に起こるめんどくさーーーいトラブルをまだ知る由もありませんでした。
ニュースでロンドン・ヒースロー空港が人手不足なのに夏の繁忙期に入って荷物の処理が追いつかずひどいことになっているというのは見ていましたが、イギリスに入国しない乗り継ぎだけだから大丈夫と舐めていたんです。
荷物も機内持ち込みのこれだけだから紛失のリスクもないし、と。
しかし、甘かった。
JALでターミナル3に到着してからターミナル5から出発するブリティッシュエアウェイズに乗り継ぐんですが、ターミナル5に着いたらこれですよ。
人人人人人人人人。
めちゃくちゃ並んでる。
ってか、もうまともに列にもならず雑多に人が詰まってる状況。
この先、保安検査場に進む前に搭乗券をかざさないと入れない改札みたいなものがあるんですが、羽田空港でJALからもらったブリティッシュエアウェイズの乗継便搭乗券をかざしたら、エラーが出て改札のゲートが開かない!
えー。
せっかくこの雑多をかき分けて改札まで進んだのに。
近くにいた係員に声をかけたら「あなたの乗継便はまだだいぶ先だから早すぎる!2時間後にまたトライして」と言われました。
確かに予約していた2時間後のフライトがキャンセルになって5時間後のフライトになっているので、まだまだ時間はある。
けど、、、本当か?
テキトーに俺のチケットも確認せず回答したこの係員、信じていいのか?
もしかして、、、JALが発行した搭乗券だからヒースローのシステムで読み込めないだけじゃないのか??
そう思い、近くにあった自動チェックイン機にパスポートをかざして、同じフライトの搭乗券を再発行してまた並んで改札にかざすと、、、
開くやんけっ!
やっぱり2時間も待つ必要ないじゃん。
いかん。
ここは大混乱のヒースローなんだ。
誰も信じず自分の力で突き進まねば!
そう誓って改札の先のセキュリティへ。
ファーストクラスでもビジネスクラスでも優先レーンなんてありません。
周りを見ると、さっきまで同じJALのファーストクラスに乗っていた日本人たちが同じく人の波に揉まれています。
少し安心感。
この時点で15時ですが、周りで「私のフライト、14時だったんだけど!先に通らせて!」と叫んでいる白人も係員に「どうしようもないからそのまま並んで」と説得されています。
あーいやだいやだ。無秩序。
ここからセキュリティまで2時間ほど並びました。
逆にフライトキャンセルになっていてよかったのかも。
2時間後のフライトなら確実に乗り遅れていた。
人がみっちりぎっしりあふれかえっているのに、新型コロナ対策看板でソーシャルディスタンスを呼びかける看板が出ているのが滑稽。
密中の密じゃ、この空港。
それでも2時間かけてセキュリティを通り抜けると、まだそこまで人があふれておらずまともに歩ける空間が広がっていてホッとしましたけどね。
しかし、トラブルはまだまだこれから。
次回に続きます。