7月11日(火)

先ほどテレビをつけたら、たまたまNHKで「航空機エンジン・しのびよる破壊」という特集をやっていました。
航空機事故を起こすような要因は、あらゆる側面からきっちり排除してほしいものですよね。
しばらく前まで毎日のように流されていたJALのトラブルに関する報道はここしばらく落ち着いているようですが、それでも、相変わらず世界中でトラブルは起こっています。
ここ一ヶ月ぐらいの間にニュースで報じられたものだけでも、、、

<7月9日>
モスクワ発のシベリア航空機が東シベリア・イルクーツクの空港で着陸に失敗し、近くの建物に衝突して炎上。122人が死亡
<7月5日>
福岡発成田行きのANA機が、機内気圧の低下で中部国際空港に緊急着陸
<6月30日>
羽田発松山行きJAL機が油圧系統のトラブルで羽田空港に引き返す
<6月25日>
関西発ホノルル行きノースウエスト航空機が、火災警告灯がついたため成田空港に緊急着陸
<6月18日>
台北発関西行きノースウエスト航空機が、エンジントラブルで関西空港に緊急着陸
<6月12日>
カイロ発関西行きエジプト航空機が油圧系統のトラブルを起こし、関西空港の滑走路が一時閉鎖
<6月7日>
中部発アトランタ行きアトラスエア貨物機がエンジントラブルで中部国際空港に緊急着陸
<6月5日>
徳島発東京行きJAL機が離陸後エンジンに鳥を巻き込み、徳島空港に引き返す

などといったトラブル、事故があります。
たった一ヶ月でこれだけですよー。しかも、日本で報道されたものだけ。
世界中だったらもっと何倍ものトラブルが起こっているはず。
ハインリッヒの法則って知っていますか?
「1件の重大事故が起こるかげには、29件の軽い事故、300件のヒヤリ・ハットするトラブルが起きている」という法則です。
そのヒヤリ・ハットや軽い事故の段階でしっかり対策を立て、絶対に重大事故を起こさないようにしなくてはいけません。
しばらく前に『この飛行機が安全だ!』という本を読んだんですが、ほんと、事故の原因っていたるところに転がっているんですよね。
気を抜いたら、いつ重大事故が起きてもおかしくないですよ。
その昔、ドイツのルフトハンザ航空の最高経営責任者が「航空会社の最も重要なサービスは、乗客を安全に、定刻に目的地まで届けることだ」と言ったそうですが、まさにその通りだと思います。
世界中の航空会社には、まず何よりも安全性を最重視していただきたいものです。
機内食や機内エンターテイメント、快適なシートなどは、あくまで安全性が確立された上での「プラスアルファ」のサービスですよね。
「安全性」なんてわざわざ口に出す必要がないぐらい、全ての航空会社が安全性に全力を注ぐ日が来ることを、切に願います。

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