俺の中の腐敗

俺がツイッターのおもしろさを知ったのはここ一ヶ月ほどなんだけど(←それまではFacebookばっか開いてた)、そのおもしろさって、いろんな情報や考えがタイムリーに入ってくるってことだけじゃなくて、自分のことも後先考えずにタイムリーに流しちゃって、自分の気づいていなかった自分に気づく、という楽しさもあると思う。
今日の俺、18:00前に、

「俺が治験に参加したってことは以前ブログに書きましたが、興味がある人がいたら俺の体験は話しますし、自己責任で参加したい人いたら、紹介します」

というツイートをしました。
ツイートすると同時に自身に強烈な不快感と違和感をおぼえ、即削除。
実は、このツイートをした裏には、俺が治験で入院した病院からのメールがあったのです。
クリスマスに入院する治験に参加できる人を紹介してください、紹介者には紹介料をお支払いします、って。
削除して、反省のツイートをしました。↓
さっき「治験に参加したい方がいたら紹介します」とツイートしたけど、即削除しました。あ、危ない。金に目がくらみそうになった。病院から、クリスマス中に入院する治験に参加できる人紹介して。紹介料を支払うから」ってメールがきてたのや。それを隠して参加者探そうとするなんて、俺、腐ってる。
そう。俺、自分に紹介料が入ることを隠して治験参加者を探そうとした。
金目的の自分、って名札を恥じて、金目的のくせにそれを隠す嘘つきになってしまった。
それが、俺が強烈に感じた不快感と違和感。
ツイッターのおかげで、俺のそんな腐ってる部分に気づけた。ツイッター感謝!
俺。腐ってます。
完全に全て腐敗しきってはいないけど、腐った部分を抱えています。
きっと、まだ自分が気づいていないところにも腐敗はあるんだろ。
できるだけそれを見つけて、自分の腐敗に自覚的でありたいと思います。
実は、少し前にも、自分の腐敗に気がつきました。
それは、俺の中のバイ差別。
バイセクシュアルに対する差別。
自戒をこめて記憶しておくためにも書きますが、大阪で友人(セクシュアルマイノリティの問題とゆーか課題について強い熱意を持った友人)と話していた時、俺、「バイって、時間がたてばみんなゲイになると思ってた」というような発言をしました。
それは、俺自身がゲイで、女と恋愛やセックスをするということが全く信じられないがゆえに、「バイは、ゲイがゲイであることを認められず世間と自分に言い訳している状態」と勝手に決めつけた思い込み。
自分の肌感覚だけを信じ、ひとのことを考えなかった差別的思い込み。
もちろんその時、目の前にいる友人は俺にツッコミをくれました。
そう、明らかに俺の発言は腐っていた。
俺が16歳で親にゲイだってカミングアウトした時、父親が怒り狂って吐いた「そんなものは一時の気の迷いだ!風俗でも行って女とセックスしたら治る!」という暴言と何が違う?
何も違わない。
俺は、その時傷ついたはずなのに、同じ銃弾をバイの人たちに浴びせたわけだ。
そして、頭では性はグラデーションとわかっていたはずなのに、やはり「同性愛 or 異性愛」という二元論にとらわれていたわけだ。
これも、俺の中の腐ってた部分。
この腐敗を自覚できて、まだよかった。
愚かで他者に想いを馳せられない自分を反省。
同じように、俺の中にまだまだ無自覚な腐敗は眠っているはず。
腐敗のない聖人になるんだ!とは言えないけれど、できるだけ自分の腐敗に自覚的な人になりたい。
そう思います。

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