田嶋陽子がバカに見えるシステム

雨ですね。
部屋でぼーっとテレビ観てたら「たかじんのそこまで言って委員会」がやっていました。
これ、東海地方は東京とか大阪より遅れて放送されているのかな?リアルタイムかな?
この番組をみると、田嶋陽子の扱いがひどいですね。
出演しているのはほとんど保守論客で、保守じゃないのは田嶋陽子だけのような。
そして、番組の編集が田嶋陽子だけがバカに見えるようにされていますね。
TVタックルもそうだけど、そこまで言って委員会はさらにそれが顕著だな。
みていると、確かに田嶋陽子の発言は破綻していたり、矛盾していることが少なからずあります。
あれ?さっき言ってたことと真逆じゃん、みたいな。
そして、放送中にTwitterを開くと案の定「田嶋陽子はバカ」みたいなツイートがいっぱい流れています。
でも、田嶋陽子って社会に与えた影響、大きいと思うんだよね。
それは、女性学の斬り込み隊長として、ね。
世の中で女性学、フェミニズムというものが認知されていない時に、田嶋陽子がわかりやすい極論を掲げて斬り込んでいったのって、大きいと思う。
日本社会でのフェミニズムってものの知名度向上にかなり貢献したはず。
その一方で、メディアでの知名度が高くない社会学者、フェミニストたちが田嶋陽子には欠けている「現実から理想につなげる道」も論じていったんだと思う。
(田嶋陽子は、まずわかりやすく究極の理想を掲げ、理想側から現実につながる道を説こうとするから総じて現実離れした議論に聞こえるんだと思う。)
つまり、斬り込み隊長としての田嶋陽子と、現実に即してそれを論じられる識者、学者がいたことで、女性学というのが大きくなったんだと思うんだけど。
今、田嶋陽子がそこまで言って委員会でしている発言をみると、憲法論でも戦争論でもやっぱり彼女はまず極論的な理想を掲げますね。
保守論客ばかりのなかでその存在は必要だけど、それを現実に即した議論として理論展開できるパートナーがいない。
田嶋陽子がどりゃーっと斬り込んだら、次は戦略を立ててその傷口をネチネチ攻める後方部隊が必要なのに。
そりゃ、田嶋陽子がバカにも見えてしまいますわ。
俺は、田嶋陽子の掲げる理想にコミットしているわけでもリベラル論に全面賛成しているわけでもないけど、このパネリストのそろえ方はアンフェアだなーと思いますね。
あ、最近は保守論客の竹田恒泰もちょっとバカに見える時がありますが、田嶋陽子を見習って保守派の斬り込み隊長役を引き受けたのかな?

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