トランプ大統領。それは恐怖の口火かも

みなさんご存知の通り、今月8日に投開票されたアメリカ大統領選挙の結果、次期大統領にトランプが選ばれました。

俺は別に政治に深い関心があるわけでもないしスルーしようと思っていたのですが、愛読しているアメリカ本土在住のブロガーさんがその件について書いてまして。
コメントしようとしたら、一時的にブログがコメントできない設定になっていたので、じゃあまぁ自分のブログで書くかと。
俺の住んでいる南の島はアメリカ領土です。
なので、アメリカ大統領が誰になるかの影響は大きい。
しかし、この島の住民は大統領選への投票権を持っていません。
それは、ここが正式な州ではなく準州だから。
法律などはカリフォルニア州に準じていますが、アメリカというより「アメリカの領土」。
同じオフィスで働くスタッフなんかに「バケーションどこ行くの?」と聞くと「ステイツ。カリフォルニア行くんだ」って答えるぐらいだから、意識的にここはステイツ(アメリカ)の外、なんでしょうね。
むしろ日本人の方が、ここはアメリカだという意識を強く持っているかもしれません。
近くて気軽なアメリカの観光地。そんなイメージですよね。
そして、今回トランプ大統領が決まったことで不安を覚えているのもまた日本人なのかもしれません。
この島は日本の影響が大きいです。
日本人移民多いし、日本人観光客多いし、日本企業多いし。
移民排斥的な態度をとるトランプのもとで、少なくとも俺のようにビザで滞在している外国人は、永住権や市民権というのは遠くなったな、と感じます。
しかしまぁ俺個人としては、アメリカに住み続けるというのは人生の選択肢の一つで唯一の答えではないので、そこにはそれほど大きな不満や不安を覚えているわけではありません。
それより怖いのは、最近、「えっ」とひくような大きな決定が世界で相次いでいること。
イギリスのEU脱退や、フィリピンのドゥテルテ大統領、そして今回のトランプ大統領。
どれも、あり得るけどあり得てはいけない選択肢だったような。
つまり、内心「移民排斥」「自分たちの権利最優先」という価値観がある程度世の中に存在しているのはもちろんだし、あり得るんだけど、そこを「友好」「人権重視」などといった「絶対的真理」たるタテマエが打ち消していたはず。
「EU離脱賛成」「トランプ支持」とはつまり、人のことを考えず自己利益ばかり優先する恥ずかしいことだ、というような意識ね。
個人の意識だけではなく、社会的意識も。
それが、そのあり得ない選択肢があり得てしまった。
つまり、少しずつ、これまでタテマエの絶対的真理に隠され表に出せなかった自己利益などを表面化させることが許されてきたのかも。
そのまま進むと
「ホモ気持ち悪い」
「ゲイに人権なんてない」
「同性愛は病気」
というような価値観を表面化させ、具現化させることも許されてきてしまうのではないか。
それが俺は怖いです。
今ももちろんそういう価値観の人は少なからずいるでしょうが、それを表に出すことは社会的に許されない、というストッパーがありますよね。
反同性愛的発言をした議員がマスコミに叩かれ謝罪させられたりとか。
一応ストッパーはきいてます。
隠しきれずポロポロもれてきている部分はとりあえず置いといて。笑
俺は同性愛者なのでそれを例にしましたが、人種、信仰などなどさまざまな次元で同じことが言えると思います。
しかーし。
トランプやドゥテルテのような発言をしている人が社会に排除されるどころかトップに掲げられる。
あれ?俺も本心言ってもいいんじゃね?
そんな風潮の口火になるのではないかという恐怖。
怖いですねぇ。
1人の大統領の政策より、何億、何十億の人々の意識こそが怖いですからねぇ。
しかし意外と1人の大統領の存在が世界中の人々の意識に与える影響も大きいのかもしれず。。。
クリントン、トランプのどちらも支持せず部外者として選挙を傍観していましたが、しかし、どんなかたちであれ傍観者でい続けることはできないんだろうな、ということを思わされる選挙結果でした。
全てが杞憂、見当違い、大げさだったねで終わればいいのですが。
トランプの大統領任期が終わった頃、このブログを読み返したら何を思っているのでしょうか。

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