英語英語英語英語。
なんかやたらと英語話せるようになりましょう的な風潮が好きじゃない。
英会話スクールにしろ児童英語にしろ、英語話せるようになったらさも人生変わるかのような宣伝されてるけど、そうかねぇ。
俺は確かに学生時代にシドニーにワーキングホリデー行って人生変わりました。
でもそれは英語が話せるようになったからではなくて、これまで信じてた自分の常識、つまり日本での常識が通じない世界もあるんだ、ということを知れたからです。
いま海外に住んでるのも、英語話せるからではなく、海外で働きたいという強いモチベーションとこれまでのキャリアや経験の結果かと思います。
俺の自己認識だと、今の俺の英語は日本で育った日本人の中では中の上ぐらいのレベルだと思います。
日常会話レベル以上、ビジネスレベル以下。参考までにTOEICのスコアは10年ぐらい前ですが810点だったかな。
でも、仮に今よりはるかに英語うまかったとしても、これまでのキャリアや経験がなかったら海外では働いていないと思います。
俺が今の会社に就職した時、そしてアメリカ大使館にビザを申請した時にアピールしたのは、英語のレベルではなく、これまでの経験。
英語ってさもスキルであるかのように語られるけど、もっと基盤となるコミュニケーション手段ですよね。
日本国内の採用で日本人が「ネイティブレベルで日本語話せます」ってアピールしたところで「当たり前でしょ」って言われるのと同じで、英語を必要としている企業からすれば「英語が話せます」ってのは当たり前の大前提で、「で、あなたは何ができるの?何をしてきたの?」って話になると思うのです。
だから、英語話せることがスキルであるかのように語り、英語力が付けば世界がひらけますよ的な語り方に疑問を感じるのです。
英語よりいろいろな経験やその中で達成したこと、考え方、知見、知識、モチベーションなどが大切なのではないでしょうか。
ニューヨークに渡ったピースの綾部がやたらと「英語もできないくせに」的に叩かれていますが、芸能人は英語できなくても何かが輝けば世界で活躍できる可能性はあるわけだし、日本での安定を犠牲にしてニューヨークで挑戦してるのはすごいと思います。
彼は英語話せるようになるより大切な日々を過ごしているんだと勝手に想像してます。ファンではないけど、ひっそり応援してます。
英語は話せなくていい、とは言いません。でも、英語だけ話せても人生はひらけません。たぶん。
経験を大切にしましょうね。自戒もこめて。
「英語圏住んでるのに大して英語話せないやつの言い訳」ってコメントは不要です。笑