居場所

俺、今は航空会社で空港職員をしていますが、新卒で就活をしていた時はクルーを受けまくっていました。
客室乗務員。キャビンアテンダントになりたかったのですよー。
もちろん今は、自分の仕事に誇りを持っていますけどね!
「クルーになりたいなりたいと言いながら働いている地上職員はカッコ悪い!」ってのが個人的なポリシーなので。
某日系航空会社の地上職員さんには「そんなポリシー捨てたほうがいいっすよ」とあっさり切り捨てられましたがw
クルーを目指しながら地上職員をしてる人たちって、逆につらくないかなー。
憧れのクルーを毎日見ながら働くなんて。
俺は、そんな思いをしながら働くのは嫌だし、今の仕事が十分楽しいので、仕事中クルーを意識することはほとんどなくなりました。
ただ、この前、クルーと一緒に飛行機のドアサイドに立った時は「あ。ここ、憧れのL2だ」と思いましたけどねw (注。L2は飛行機の前から二番目、左側のドア。お客様の搭乗・降機に際してメインで使われることが多い)
そうそう。かつてはクルーとしてここに立ってお客様の出迎えをするのに憧れたんだよな~。
たまたま側にいたその便のパーサー(客室の責任者)にその話をしたら「私のクルーとしてこの便に乗務しなさいよ」って言ってたから、ほんとそのまま乗っていっちゃえばよかったかな?w
ま。パスポートもなければ乗務資格もないので、現地到着と同時に入国拒否されて上陸禁止者専用の小部屋に収容されるか、安全規定違反で現地職員に拘束されるか、でしょうけどね。
時々さ、冗談でクルーに「このまま乗っていきなさいよー」って俺が乗ったままドア閉められそうになるけど、クビになっちゃうから、やめてねw
今の俺の居場所は、飛行機の中ではなく、その外側、空港って場所なんだからさ。
過去の夢はあくまで過去の夢なのさ~。

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