グランドスタッフ向けの機内アナウンス

昨日のブログの続き。
俺が業務上、最もよく耳にする客室乗務員のアナウンスは「Attention ground staff for closing doors」というものです。
飛行機が出発に備えてドアクローズする直前に、注意喚起のため、必ず客室の責任者が流します。

さて、同じような地上職員向けのアナウンスを他の航空会社もしているのかなーと思ってYouTubeでさがしたところ、いくつの航空会社の似たアナウンスを見つけました。
ある航空会社は「Ground staff, leave aircraft. Door will be closed」と言っていました。
またある航空会社は日本語で「「地上職員はただちに降機してください。地上職員はただちに降機してください」と言っていました。

このアナウンス、けっこー大切だよなーと思います。
これまで2~3回、パーサーのこのアナウンスを聞いて「Hey, ma’am! Wait wait! I’m still here!」と叫びながらキャビンを走って飛行機の外に駆け出したことがあります。
地上職員も出発前はけっこう機内に入っているのですよ。
(映画「ハッピーフライト」では、機内は地上職員が踏み入れないクルーの領域、みたいな描写があったけど。地上職員も入る入る)
だから、ドアクローズを知らせるアナウンスが大切なのです。
ドアクローズに気づかずうっかり機内に置いていかれちゃったら、とてもとても大ゴトです。
ドアが閉まったらすぐに搭乗橋はずされちゃうし。
飛行機が動き出す前でも、地上職員をおろすために最低5~10分はロスすると思います。
そうなっちゃったら、その地上職員は運がよくて始末書かな・・・。
もちろん外にいる地上職員仲間も、「全員外に出ているかな」って気をつけていますけどね。
客室の後方まで行く時はちょっと不安になります。

さて!明日も定刻でパーサーの「Attention ground staff for closing doors」を聞いて、定刻で飛行機送り出すぞー!

2 Replies to “グランドスタッフ向けの機内アナウンス”

  1. 某青い会社でも、機内に入って確認することありますからあの映画のあの部分は半分嘘かと(笑、一部本当です)。
    某青い会社では聞いたこと無いですね~。
    私が某社で働いていたときは、必ず客室の責任者にに一言かけて入り、一言かけて出て行ってました。
    まぁ、単通路機で前から後ろまで見通しが良かったから客室の責任者もいるかいなかったか分かりやすかったんでしょうが。

  2. > トライスター
    単通路機だと確かにわかりやすいですね。ジャンボとか、万一アッパーにいたら忘れられてプッシュバックされちゃいそうw
    青社さんではドアクローズアナウンス、ないんですね。赤社さんはどうなんだろう。今度聞いてみます。

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