前回の続きです。
1時間半遅れのチェジュ航空に乗ってソウルへ。
機内は空いていました。
LCCで機内食もないので寝て過ごしましたが、着陸30分前にギャレーに行ってイケメンのキャビンクルーに声を掛けました。
ナンパ!ではなく。
乗り継ぎがあるけど遅延のために乗り遅れそうなので、着陸の直前だけ前方の座席に移らせてもらえないか相談です。
イケメン横にいた美女クルーが「少し自分のシートで待ってて」と言って前方キャビンに歩いていきました。
たぶんチーフに相談にいったのかな?
少し待っていたら「4Cが空いているので、荷物を持って移動していいですよ」との答えを持ってきてくれました。
よしっ。到着と同時にダッシュだ!
しかしインチョン空港は巨大で滑走路からターミナルまでが遠い遠い。
飛行機を降りた時点で次の便の出発70分前でした。
やばいやばい!ダッシュ!
預けた荷物があるのでいったん入国をして荷物を受け取り、アシアナ航空のチェックインカウンターに向かわないといけないのですが、、、
入国審査場、長蛇の列!
見たところ30分以上は絶対かかる。
そこにまたイケメン韓国人の空港スタッフ(たぶん入管が雇った誘導員)がいたのでなんとか列の前に入らせてもらえないか相談しましたが「並んでください」との回答。
「アシアナ航空のスタッフはいませんか?」とも聞いてみましたが、入国してチェックインカウンターに行かないといない、とのこと。
んーーー。どうする、俺っ。
乗り遅れ確実だけどこのまま入国審査に並んで、アシアナ航空のカウンターで次便への振替を交渉するか。
それとも、、、
悩んで
悩んで
悩んで
俺が向かった先は
乗継保安検査場。
日本の空港だと乗継保安検査場の手前に航空会社のトランスファーデスクがありますが、インチョンは保安検査場を越えた出発フロアにトランスファーデスクがあります。
乗継保安検査場は乗継のチケットがあればチェックインしていなくても通らせてもらえます。
なので、ここは一か八か!
荷物をあきらめて手ぶらのまま保安検査場を通ることにしました。
荷物はソウルまでしかチェックインされていなからこのまま置き去りになってしまうかもしれないけれど、今はとにかくフライト出発前にアシアナ航空のスタッフと話すことを優先!
そんなわけで幸い空いていた乗継保安検査場を通って出発フロアへ!
そしてそこからまたダッシュし、やっとアシアナ航空のトランスファーデスクに到着。
ダッシュで乱れた息を整えて、スタッフに事情を説明します。
アシアナ航空スタッフ「本当は荷物をピックアップして預け直しが必要ですよ」
俺「わかっていたんですが、入国審査場が混んでいて、確実に乗り遅れそうだったので。ごめんなさい」
アシアナ航空スタッフ「ちょっと待ってください」
そう言い、どこかに内線電話をかけるスタッフ。
お?!何かしようとしてくれてる。希望。
しかし、相手が出なかったみたいで、いろんな番号に何度も電話しています。
たーのーむー。
5回目ぐらいでやっとつながり何かを話してくれていますが、韓国語なのでわかりません。
できることはこのスタッフを信じて待つのみ。
すると、電話が終わった様子。
アシアナ航空スタッフ「チェジュ航空のスタッフが荷物を台北までリタグ(タグの付け直し)してアシアナに引き渡すので、最終目的地の台北まで預かります。次回はちゃんとピックアップしてくださいね」
やったーーーー!
到着エリアのチェジュ航空とアシアナ航空で直接荷物を引き継いでくれるらしい。
「助けてくれてありがとう!」と渾身のお礼を伝えました。
きっとヨーロッパとかの航空会社なら何もしてくれなかったんだろうな。(去年、ブリティッシュエアウェイズにさんざんやられたトラウマ)
チェジュ航空!アシアナ航空!ありがとう。
この時点で出発50分前ですが、アシアナ航空のスタッフはすぐ横にあるラウンジにも案内してくれました。
10分ぐらいしか時間ないけど、とにかく走ったから喉がカラカラ。
ドリンクをもらってからゲートに行くことにします。
荷物、引き継いで頂けて本当に良かったですね。韓国の航空会社はとても優しい。
客観的には、かなり迷惑なお客様だなとも思いましたけど、厄払い効果、すごい!
ほんと、親切なアシアナに救われました!