新型コロナの水際対策において、アメリカやイギリスなどがワクチン接種を条件に隔離をなくしていく中、日本も1月29日から入国後の隔離を7日間に短縮しました。
パンデミック発生以来ずーっと14日間だった隔離期間が去年後半、ワクチン接種が進んだことにより、隔離10日目にPCR検査を受け陰性証明を提出することで以降の隔離を免除されるようになったのが日本における最初の隔離短縮だったと記憶しています。
俺も11月に一時帰国した際の隔離は、実際にその制度を利用して10日間でした。
その後オミクロン株の流行を受けて隔離短縮ができなくなり14日間に戻りました。
ウイルスが相手なので行ったり来たり、進んだり戻ったりは仕方ないですよね。
その後オミクロン株の重症化率が低いという知見などを踏まえて再度10日間、さらに7日間と隔離期間が短縮されて現在に至っています。
日本国内での感染者数が増加している最中に隔離を短縮しているので、厚生労働省管轄のマンパワーを入国者より市中感染対応に振り向けたいという判断なのか、あるいは、ここまで感染者が増えた国内に外国から多少ウイルスが入ってきてももはや影響は軽微という判断なのか。
7日間への隔離短縮については「オミクロン株が支配的になっている国、地域」という条件がついており、デルタ株や新たな変異株が流行った国については隔離は短縮されないことになっています。
※現時点においては世界の全ての国、地域がオミクロン株が支配的になっているとみなされています。
さてさて、そんな中。
今日の日経新聞に、3月1日以降、政府がさらなる隔離短縮を検討しているという報道が載っていました。
3回目のワクチン接種を条件に、隔離を3日以下に短縮することを検討しており来週にも判断する、とのこと。
ウィズコロナといいつつ実質的にはゼロコロナを目指していた日本政府が、ついにウィズコロナに大きく舵をきった、ということでしょうか。
海外に住んでいる日本人としては、政府の発表がとても気になります。