12月1日(木)

11月21日の日記に引き続き、、、

<最近思うこと2:馴染むことなき「中国人」>
俺が今いるオーストラリアには、すごく多くの中国人が住んでいます。
留学生や移民として中国から渡ってきている人達もいれば、オーストラリア育ちの人達もいるのですが、彼らは共通して「中国人」です。
本国から離れて何年経とうと、何世代を経ようと、彼らは変わることなく「中国人」にしか見えません。
日本人は他国に移民して世代がくだればその国に馴染みますよね?
例えば、日系ブラジル人は、どう考えても日本人ではなくブラジル人でしょ?
しかし、中国人はあくまで中国人であり続けるのです。
その証拠に、世界中どこに行ってもチャイナタウンは存在しますよね。
中国人が不変であるからこそ世界中にチャイナタウンという形で中国が再現されるのか、はたまた、チャイナタウンという中国環境があるからこそ中国人がどこの国でも中国人であり続けるのか、どちらの因果関係が正しいのかはわかりませんけどね。
とにかく、中国人はどんどんどんどん世界中に増えていきます。
それが、中国人が多くの国で嫌われている理由の一つだとも思えるのですが・・・・・(オーストラリアも一時期、増え続ける中国人への警戒心から白豪主義に走っていたし)。
俺は中国人が大好きなんで良いんですが、中国人嫌いの人には確かに恐怖でしょうね(笑)。
ところがどっこい、おもしろいことに、中国にごく近い台湾の人々が、今、「中国人」を脱し「台湾人」となろうとしているのです。
香港や上海の人々も自分たちを「香港人」「上海人」と呼んで「中国人」と区別しようとするきらいがありますが、それはあくまで彼らの誇り、アイデンティティの問題。
しかし、台湾人は、アイデンティティの問題を超えて、実際に「中国人」を脱皮しようとしているのです。
「香港人」も「上海人」も、確かにいろいろな面で「中国人」と違ってはいるものの、根本的なところで彼らを支える中華思想は共通しているように思えます。
しかし、「台湾人」は、少なくとも俺には、それほど中華思想の影響を受けているようには思えないのです。
「台湾人」が形成されてきた基盤を、かつての日本統治だと主張する人達もいます。
元台湾総統李登輝も、そのような考えに近い超親日家ですよね(←李登輝については現在勉強しているところなので、はっきりとはわかりませんが)。
俺は勉強不足なので、そのような「台湾人」の形成過程については言及することができません。
まぁ、要因は1つだけではなく、イロイロな要因が重なり合って「台湾人」が生まれてきたということだけは言えるでしょうね。
台湾の中で、自分たちの正式名称を「中華民国」から「台湾」に変えようという案が出ているそうです。
目に見える形で、今、「台湾人」が生まれようとしているのです。
「台湾人」の誕生は、彼ら自身だけの問題でなく、「中国人はなぜ中国人であり続けるのか。そもそも、中国人とは何者なのか」という問いにも答えの一端を与えてくれるでしょう。
今僕らは、すごく興味深いシーンを目にしようとしているのです。

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