憧れのグランドスタッフ

約二年前。
某社の採用試験で関西国際空港に行った時のこと。
試験までまだ時間があったので空港のベンチに座っていた俺の前を、某外資系航空会社の制服を着た地上職員が通りかかりました。
反対方向からも同じ航空会社の制服を制服を着た男性職員が小走りでやってきて、すれ違ったスタッフに話し掛けました。
「あいてる可搬あったら貸して!」
(注:可搬=トランシーバー、無線)
そして、一方のスタッフから可搬を受け取った男性はまたもと来た方向に走り去りました。
その様子を見て、俺は、「カッコイイ!」と思いました。
その何気ない姿が「まさにグランドスタッフ!」「まさにプロ!」と感じたのです。
今日、旅客ターミナルでその航空会社の方に「お疲れ様です」と声をかけられ、ふと、そのことを思い出しました。
そして気づきました。
今、あの日憧れた彼らと同じ仕事をしていることに。
毎日忙しくてつい忘れそうになるけど、今、俺は好きな仕事をしているんだな。
この前ミスをして以来ちょっとへこんでいたけど、好きな仕事なんだからがんばらなくては!
そんな決意を胸に、明日も可搬片手に走ります!

8 Replies to “憧れのグランドスタッフ”

  1. 今の仕事についた理由なんて働いてると忘れちゃいますよね…。なんか思い出しました!ありがとう♪

  2.  やっぱり現場は憧れますね!
    そして今はあなたがあこがれの対象になってるんですよ!
    その姿をみて違う人が「かっこいい!」っておもうんですね!
     母は軍人になってほしかったそうですが、
    男のする仕事じゃない!ってしかられつつ
    今でいうCAになってました!
    そして今は・・・

  3. 私も思い出しました。
    新人でも10年選手であっても、お客様には関係ないこと。 プロ意識を忘れずに・・・
    な~んて言ってましたぁ~昔
    頑張って下さい。 でも頑張り過ぎないように・・・自然体で~(*^_^*)

  4. > ケイ
    うん。改めてそう気づいたよ!
    > ひろ
    働いていると、それが「当たり前」になってしまいますもんね。忙しければ忙しいほど・・・
    > 駐日韓国人・みどり
    今、可搬を片手に走り回っている俺を見て、「グランドスタッフ、いいかも」って思ってくれる人がいればいいんですけどね。
    引くほど必死の形相で走り回っていると思いますよw
    CAさんといえば、キャリー片手にターミナルを歩く姿にあこがれますよねw
    > フロリムント
    オレはホテルマンだった時、「プロ意識を持ちつつも、周囲が引いてしまうほどの過剰なプライドは持たず、お客様から気軽に声をかけていただけるホテルマンになりたい」とか言っていたような・・・。
    グランドスタッフになってからは頭の中が安全と定時出発ばかりになって、なかなかお客様のことまで頭がまわりません・・・。
    かつてルフトハンザ航空の会長さんは「航空会社の一番のサービスは、安全かつ定時での運航である」と言っていますが・・・。

  5. 憧れた職業に就けるって、
    ある意味ウラヤマシイ… 
    てか、憧れを追い求めなかった自分が…w

  6. やりたい仕事に就けた幸せって、働いてるうちにどんどん日常の業務に忙殺されて忘れがちですよね。
    当時、なりたかった仕事に就いて、ちゃんとあのころなりたかった自分になれてるのかなあ。って思い返すと、まだまだな自分がいます。
    これからも日々精進です。
    あんまり、いじめないでくださいね(笑)。

  7. > gO
    俺も、本当の本当のユメにはまだとてもたどり着いていません。
    だけど、「俺もデキるようになったなぁ」って思えるまでは、今の仕事で走り続けるつもりです!
    > aussie
    そうそう、忙しいと幸せを感じたり過去の自分の気持ちを思い出す余裕がなくて・・・。
    あの日憧れたグランドスタッフと同じ仕事をしているけれど、まだまだ力量不足だなって思います。
    力量というか・・・判断力不足。
    「いじめないで」って・・・誰もいじめたことなんてありませんw

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