仕事辞めました。

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仕事を辞めました。
昨日、10月15日が最終勤務日でした。
6年間勤め、ある意味俺の青春を捧げてきた航空マンという仕事、空港という職場。
今日からはもうそこが自分の居場所ではないということに違和感を覚えます。
この仕事は、俺にとって誇りでありながら悩みの種でもあり、好きでありながら嫌いでもあり、その時々で胸を張ったり落ち込んだり気分も上下しましたが、間違いなくやりがいはあるものでした。
決して仕事が嫌いになったわけではありませんが、今、やりたいことがあって、そのやりたいことを現実にするために退職を決意した次第です。
会社に伝えたのは3ヶ月ほど前です。
7月23日のブログで「人生が動いた」と書きましたが、それは、退職を会社に伝えたからです。
その時は2ヶ月ちょっとの引き継ぎ期間をみて、9月末での退職と伝えました。
その後、社内事情もあり、2週間延ばして昨日になりました。
会社に退職を伝えた日、いつかここに書こうとその時の心境を書き留めていました。
いま読み返すと、やはり俺はこの仕事が好きだったな、と思い知ります。
それが、これです。↓

2013年7月23日
この日記は、まだ今日はブログにアップすることができない。
なぜなら、このブログを書くより先に直接話をするべき人たちがいるから。
いつか、その人たちにきちんと話をしてからアップできるよう、下書き保存しておく。
今日、会社に出す退職願を書いた。
先週木曜日、7月18日、俺の上司である成田空港事務所のマネージャーに退職の意志を伝えた。
そして今日、東京支店の総務部長にも電話をした。
今日のほうが緊張した。
成田のマネージャーは外国人、総務部長は日本人だから。
こういう時、英語で伝える言葉はやはりどうしてもパターン通りで(というか、俺の英語力ではパターンにないことは言えず)、また、もらう返事もおよそ予想がつく。
英語で俺は自分の感情をうまく表現できず、また、返される言葉にこめられた思いもうまく読み取れない。
でも、日本人相手だとやはり違う。
どんな言葉でこの思いを伝えたらよいか考え込むし、相手の言葉からその心の内を読み取ろうとしてしまう。
相手は何と感じるだろう。何と言うだろう。
胸をバクバクさせながら話をし、そして、おそらく理解してもらえた。
俺が辞めようとする理由が理由だけに、決意が固く変わらないことを理解してもらえた。
有能だと言ってもらえたこと、そしてこれまでの仕事への賛辞が、お世辞だとしてもうれしかった。
その後は、他の航空会社のマネージャーさんたちと会議だった。
そのうち1人は、以前、俺の上司だった人。
その人は、この状況を伝えた。
そして、会議が終わって事務所に戻ってから、一番信頼できる後輩1人にも話をした。
彼は、俺が直接声をかけて他社から引き抜き、これまで一番俺を支えてきてくれた。
彼の反応は
「だと思いました」
だった。
あっさり。
俺が辞めようとしていることは気づいていたそうな。
さすが、俺が引き抜いた人材!
というのは冗談で、とにかく、これからできる限り彼の負担を増やさないように引き継ぎをすすめていこうと思う。
やっと会社に辞めることを伝えられたという安堵以上に、今後の引き継ぎへの不安が頭の片隅にずっしりと居座って、重く、痛い。
俺の後任は誰になるのだろう。
最低限の人数で仕事をまわしている日本支社に、余裕はない。
空港の仕事は、空港以外からのヘルプではすぐにはまかなえない。
他の空港にいるスタッフは、きっとその空港を離れることを嫌う。
引き継がなければいけないことは多いが、それを誰に引き継ぐのかが見えない。
この役職に就いた頃、他の支店の人から「前任の方に続いて、しっかりされていますね」というありがたい言葉をもらったことがある。
それは、前任者が俺を教育し、引き継ぎをしてくれたから。
俺もちゃんと自分の仕事は引き継ぎたい。
自分がいなくなっても会社に何の影響もないとしたらそれはさみしいことだけれど、それが理想。
引き継ぎと、もう一つ、九月に予定されている最後の大仕事(監査への対応)をこなすため、勤務最終日は二ヶ月後の九月末とした。
きっとこれから会社は後任さがしにバタバタする。
その後任を考える場に俺が入れるのか、俺の知らないところで決められるのかはわからない。
でも、信頼できる人がきてくれて、「あとは任せた!」と手を振って最後の日を迎えられたらな、と思う。
そんなことは全て、去る者のエゴなのかもしれないが。
以上


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6 Replies to “仕事辞めました。”

  1. はじめまして&お仕事、お疲れ様でした。
    僕も大昔に航空マンの経験あるし、(今もちょっとそれに近い所で仕事をしてますけど)、遊己さんが思われた「やりがいはあるけど、別な道を・・・」という気持ち、なんとな~く解る様な気がします。
    これからの新しい人生に乾杯です♪

  2. 僕は大学生ですが…
    高校生のときに目標の大学をあきらめかけてた時…
    先生に「夢から逃げることは、人生から逃げることだ!」と言われ…
    おかげで、受験を乗り越えることができ目標の大学に合格することができました(^^)v
    失敗しても「夢を追うのに年齢は関係ない!」とも言われました(^O^)
    お互い夢に向かって頑張りましょう(゚▽゚)/

  3. 長い間お仕事お疲れ様でした。現場でのお仕事、特にセントレアの航空会社の中でもストレスの多いところだったかと思います。そんな中で6年間もプロフェッショナルであり続けたんですね。。。
    これからのご活躍も期待しております。

  4. おはようございます
    退職されるんですかぁ
    ん~英断だったでしょ
    ある意味職業って言うのは
    結婚生活と似通ったところがあって
    継続より離れる方が
    何倍もパワーが要る場合が多いですね
    何かおやりになりたい事があるそうですが
    目処が立っているなら
    一度っきりの人生ですから
    自らの思うまま流れに沿っていくのも
    悪くないかも知れません
    自分が決めた事ですから
    うまくいってもいかなくても
    責任が全てご自分で引き受けなければいけませんが・・
    航空会社での勤務は6年間だったのですか?
    大変お疲れ様でした
    また新たな夢を実現のものとさせて下さい
    く( ̄Д ̄)ノガンバレーーー♪
    僕はもう少し今の仕事を突き詰めたいと思います

  5. お疲れ様でした~
    責任を全うしての退職 立派ですね
    さて次の人生のステージには何がやってくるのでしょうか?
    日記のアップ楽しみにしていますよ~

  6. > MASATOさん
    コメントありがとうございます。元同業とのことで、先に業界から卒業した先輩からの激励、うれしいです!
    自分で決めたこと、苦労もあるでしょうががんばります!
    > たっく
    コメントありがとう!30歳で新たな道にすすむのは勇気もいったけど、その先生がおっしゃるように、年齢を言い訳にせずがんばろうと思う!
    またこれからどんなことがあるか、ブログに書いていくので、気が向いたらのぞいてね。
    > CAさん
    コメントありがとうございます。
    長いようで短い6年でした。
    これからは、旅客として、航空ファンとして空港を訪れることになります。
    空港が職場じゃないって、なんだか不思議な感じ。
    航空業界で学んだことをこれからも無駄にせず、がんばります!
    > まっとしさん
    こんにちは。コメントありがとうございます。
    やりたいことがあって仕事を辞めたものの、心中は不安でいっぱいです。
    過去にも転職経験はありますが、その時は退職の翌日に再就職で、あれこれ考える時間もありませんでしたから。
    しかし、自分の人生、おっしゃる通り全て自分で責任をとるしかないということを常に意識し、前に進んでいきたいとおもいます!
    > JPNSFOさん
    コメントありがとうございます。
    いつもブログ、拝見してます。
    仕事は、全て引継ぎなどやりきったかと言えば、まだまだできることはあったんじゃ、と不安ばかりです。
    しかし、過去をいつまでも見ていても仕方ないので、それよりこれからどうするかを考えていきたいと思います。
    またブログにも書いていきますので、気が向いたらのぞいてやってください!

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