やっとロンドン着いたのに、荷物がない!

旅ログの続きです。

やっとロンドンはヒースロー空港に降り立ちました。
長かったー!最初に南の島を出発してから36時間ぐらい経過してます。
その間ずっと飛行機の中か空港。
さすがに疲れた。
しかしまだ気は抜けません。
ここにはきびしーーーい入国審査があるのです。
過去、質問質問質問でなかなか入国を認めてもらえず、念のため持ってきた銀行の英文残高証明を見せてやっと入国させてもらったこともあります。
俺が経験した中では一番厳しいです、この国の入国審査が。
まぁいつも変な旅程だったり、普通の日本からの観光客とは何か違うから、ってのもあるだろうけど。
しかし今回はアメリカのビザもあるし、イギリスでの不法滞在や違法就労を疑われることはないだろう。
そう思い、銀行の残高証明は持ってきませんでした。
結果は、3、4の質問だけで比較的あっさり入国できました。
ホテルの予約確認書と帰りの航空券は見せましたけどね。
「ロンドンで泊まるの、なんでヒルトンなの?いくらだった?ヒルトンに泊まれるぐらい余裕あるの?」
とか聞かれたけど。
泊まれるから予約してんだろっ。笑
まぁよかった。前は「なんで航空会社で働いてたのに辞めたの?理解できない」とか俺の人生まで追及してきたから。笑
さーあとは預けた荷物を受け取って、ホテル向かうぞー。
と!思っていたら!
荷物、ない。
まさかのロストバゲージ。荷物紛失。AHL。
最後の最後までやってくれるな。
カタール航空の下請けをしてるDnataってグランドハンドリング会社の荷物担当者に聞いたら、まだクアラルンプールにあるって。
つまり、マレーシア航空が、俺のことは振り替えたけど、荷物はカタール航空に渡してなかったのね。
まぁ、そんな予感はしてたけど。
それならそれで、次のマレーシア航空のクアラルンプール発ロンドン直行便に載せてくれればいいのに、ご丁寧に荷物もドーハ経由で1日遅れでやってくるんだって。
こうやって、荷物ハンドリングのミスで乗客とは別に荷物を送ることをRUSHって言うんだけど、別に乗客と同じルートじゃなきゃダメっていうルールはない。
航空会社同士助け合いで、自分たちとは全然関係ない荷物でも、ちゃんと保安検査通せばRUSHとして載せてくれます、たいていは。
例えば今回の場合、ブリティッシュエアウェイズのクアラルンプール-ロンドン便に載せることだってできたはず。
まぁロンドンでターミナルが違ってしまうけど。
しかしなんでわざわざドーハ経由させるかねぇ。
ここまでの写真を見てもらえばわかると思いますが、俺の服装は半袖です。
はい、これ。出発時の南の島のラウンジでの自撮り。
さて、ロンドンですが、気温、10-15度だそうです。
寒いわっ!半袖じゃ死ぬっ!
たぶんマレーシア航空のミスハンドリングなので、マレーシア航空のカウンターに行ってみます。
マレーシア航空スタッフ「ジャケットをハンドキャリーしなかったのはあなたの責任です。私たちにできることはありません。クレームはマレーシア本社に言ってください」
あぁ、とってもエアライン的対応。そうね。たぶん俺でもそう言ってたからね。
次にカタール航空のカウンター。
カタール航空のミスではないと思われるけど、いくつかの航空会社を乗り継いだ場合、どこのフライトのミスかは関係なく、最後のフライトの航空会社が窓口になるってルールがあります。
カタール航空スタッフ「ビジネスクラスのお客様の場合、最初の3日間で75ドルまでは購入された服や日用品の費用を補填します。それで、荷物をお待ちください」
この補償金、Daily necessary fee。略してデイリーネックとか言います。
俺「なんか、防寒できるものもらえませんか?ジャケット買いに行くにしても、空港から出るの寒くて。。。」
カタール航空スタッフ「オフィスの責任者と相談します。少しお待ちいただけますか?」
しばらく待った後。
ラウンジで使ってるブランケットをくれました。あー助かるー。
顔が死んでますが、36時間のフライトの後なのでご容赦ください。
エアラインに対しては、要求や交渉はある程度したほうがいいと思う。あ、クレームはやめましょうね。
交渉してダメならあきらめたほうがいいけど、とりあえず要求は伝えといたほうがいいと思います。
エアラインの方針として「Upon Request」、つまり「要求されたら対応」となってることも多いから。
フライトでイレギュラーがあると、乗客が何百人といるから、全員に特別対応はなかなかできないんですよね。コストかかりすぎて。
でもほんとにそれを必要としてる一部の乗客にだけなら対応可能、ってことも少なくありません。
例えば今回俺はマレーシア航空のトラブルでカタール航空に振り替えられましたが、たぶんどれだけフライトが遅れても欠航になってもA380に乗ってる全ての乗客を他社に振り替えることはできません。
しかし乗り継ぎがある乗客、マイレージプログラムの上位顧客、ファーストクラス、ビジネスクラスの乗客など一部の乗客だけなら、リクエストがあれば他社に振り替える、という対応はあり得ます。
話しが逸れましたが、長くなったので、ロンドン旅行記はまた次に続きます。

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