ロンドン・ヒースローで散々な目に(7)

前回の続きです。

自分たちのフライトがキャンセルになったのに、チケット発券元のアメリカン航空が振替の責任を負うと主張するブリティッシュエアウェイズのラウンジスタッフ。

「そんなばかな」と思いつつ、言われた通り、Skypeでアメリカン航空に電話をして事情を説明しました。

するとやはり「私達アメリカン航空ではなくブリティッシュエアウェイズが対応すべきです」という返答。

ごもっとも。

ただね、アメリカン航空にも多少の落ち度はあるんですよね。

もともと予約していたブリティッシュエアウェイズのフライトがキャンセルになった時、何の通知もしていなかった、という落ち度がね。

それをチクリと指摘すると「いや、事前にメールで通知しています」と言ってきたので、「絶対に来ていないです。履歴しっかり調べてください」というと、俺が言う通りメールを送っていなかったことがわかり、少し向こうの声がトーンダウンしました。

「しまった!」と思ったんでしょうね。

しかし、今はとにかくアメリカンでもブリティッシュでもどちらでもいいから、きちんと日本への振替便手配をしてもらうことが優先。

そこでアメリカン航空のスタッフに「目の前にブリティッシュエアウェイズのスタッフいるので直接話してもらえますか?」と言うと快諾されたので目の前のラウンジ内カスタマーサービススタッフにスマホを渡し、直接アメリカン航空のスタッフと話すよう伝えました。

するとまぁ、ビックリ。

ブリティッシュエアウェイズのスタッフの態度の悪いこと悪いこと。

「何で私たちブリティッシュエアウェイズにばかり責任押し付けるの?!アメリカン航空で何とかしなさいよ!」

「文句があるなら、あなたの国にあるブリティッシュエアウェイズのオフィスに電話して文句言えばいいでしょ?!」

「は?!ブリティッシュエアウェイズのオフィスの電話番号知らないって?それでまともな航空会社なの、あなたたち!」

そして最後は「私もうランチの時間だから」と言って、俺にスマホを返してきました。

電話に出るとアメリカン航空のスタッフも「無理やり会話終わらされてしまいました」とブリティッシュエアウェイズにあきれていました。

ごもっとも。

イメージではイギリスよりアメリカの航空会社のほうがカスタマーサービスいい加減だと思っていましたが、今回は俺が法律を持ち出しているせいかアメリカン航空のほうは比較的慎重に話をしようとしているものの、ブリティッシュエアウェイズのほうは逆ギレ状態です。

本当に心底Bloody Awfulという名称にふさわしいと思う。

Bloody Awfulというのはかつてブリティッシュエアウェイズにつけられた皮肉交じりの愛称です。

訳すと「身の毛がよだつほどとてもひどい航空会社」ってとこでしょうか。

俺はまだ身の毛はよだっていませんが、怒りとストレスには満ち満ちておりますよ。

そんなこんなしているうちに、俺がとりあえずチェックインしたミュンヘン便の搭乗時間となりました。

まだ電話がつながっていたアメリカン航空のスタッフにどうすべきか聞いたところ「そのまま乗らないとNo Showという記録があがってしまい、よくない。もしブリティッシュエアウェイズのスタッフが乗れと言うなら、とりあえず乗ったほうがいい」と言います。

さっきまで話していたブリティッシュエアウェイズのスタッフはランチだからといなくなってしまったので他のスタッフに聞くと「ここではもう何もできない。とりあえず乗って、ミュンヘンまでは行って。その先、日本に帰りたいならミュンヘン到着後に空港にいるブリティッシュエアウェイズのスタッフと交渉して」との回答。

このままヒースローにいても埒が明かないので、言われた通りミュンヘンに移動することにします。

ブリティッシュエアウェイズのスタッフにもアメリカン航空のスタッフにも「俺が自ら望んでこの便に搭乗するわけではないことは、絶対に予約記録にコメントとして入力しておいて!」と念をおして、電話を切り搭乗口へ。

まだ続きます。もう疲れた。

読むのも疲れる内容だと思うけど、もう少しお付き合いください。

にほんブログ村 セクマイ・嗜好ブログ 同性愛・ゲイ(ノンアダルト)へ
にほんブログ村

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA